アート心のある看護のスペシャリストをめざす

本学設置の基本理念

日本固有の美や和の精神を継承し、新たな価値を生み出すために、未来を拓く若人に、美しい環境と、真摯に学ぶ場を提供する。
いつも自立の心と連帯を重んじ、いかなる時も希望を持ち、友愛を深める人を目指す。そして地域、国、やがて世界へ貢献することを誓い、開学する。
校章の四つ葉は、「自立、連帯、希望、友愛」をあらわし、周囲をめぐる帯には、和の心をこめる。医療と芸術の融合による新たな社会創造に向かい、我々の熱き思いを継ぐ人びとの恒久の学府たらん事を希求する。


看護学科の理念

本学科においては、本学が掲げる「医療と芸術の融合」を基本理念とし、日本固有の美や和の精神をもとに豊かな人間性と高い倫理観を備え、看護のアートとしての創造性や豊かな感性を養う。
看護の専門的な知識(サイエンス)・技術(アート)・態度(ハート)を身につけ、看護学の発展および保健医療福祉に貢献できる人材を育成する。


人材の育成

本学科は、基本理念に基づき、以下に掲げる特性を備えた看護専門職の育成を目指す。

【アート】創造性や感性の豊かな人材の育成

芸術は、自己の考えているものに対する見方や、主張・思想をその人らしい独自の形で表現することである。芸術を学ぶことは、ひとつには豊かな人間性を涵養すると共に、看護に照合すれば、看護がそれぞれの患者にあった援助を創り、実現する精神に通じることである。さらに対象者や学生自身の生活の質を高めることにもつながる。
芸術による自己表現や豊かな感性・創造性を看護教育に取り入れることで、学生ひとりひとりの能力を最大限に引き出し、高い倫理観を備え、人権を尊重する立場に立ち、人間関係の相互作用によって対象のWell-Bingのみならず自己の生活の質をも高めてゆける人材を育成する。

【人間性】人間の自立性を尊重する人材の育成

看護の対象者の価値観、習慣、生き甲斐、人生観、社会的な活動状況、病気の受け止め方、医療従事者に対する信頼感など尊重する人材を育成する。

【実践能力】専門性と総合的な視野をもち、根拠に基づいた看護を実践できる人材の育成

高度な専門的技術・知識を修得することによって、看護の現象を総合的にアセスメントし、適切に判断できる能力、問題発見能力・解決能力、批判的思考力の基礎的能力を養う。ア-トの精神を生かし、ひとりひとりの個別性に合った看護が実践できる。またチーム医療の一員としてメンバーシップ、リーダーシップを発揮できる指導者を育成する。

【国際性】グローバルスタンダードに対応できる国際性を備えた人材の育成

保健医療や福祉の分野においてもグローバルスタンダードは進展しており、保健医療福祉における人材交流や共同研究などのグローバル化は必須の状況にある。
そのため、異文化を理解し適切なコミュニケーションができる能力や、自己の主張を論理的に表現できるアサーション力、語学力の向上を目指し、日本人として日本固有の美や和の精神を継承したアイデンティティやナショナルスピリットを育むことによって、グローバルな国際感覚を持ち、国際的に通用する人材を育成する。

【地域性・連携】地域社会に貢献できる人材の育成

人口の高齢化や疾病予防、ノーマライゼーションの普及により地域における保健医療・福祉の重要性が高まっている現在、在宅ケアや地域の保健福祉計画および他職種との地域連携の推進などにおける看護の役割は増加している。地域社会の個人・家族・地域の人々に対する看護ケアにおいて、指導的役割を担うと共に、地域におけるヘルスプロモーション体制を構築し、人々の健康増進に寄与できる人材を育成する。


看護学科の目指す教育目標

教育目的

看護学科の理念に基づき、芸術を通して豊かな人間性を育み、変化する地域社会・医療・福祉の状況に貢献でき、また、看護の専門的知識、技術、専門職業人としての誇りを身につけ、看護職としての役割と責務を果たし、将来指導者となる人材を育成する。

教育目標

  • 一般教養の体得により、感性豊かな人間性と倫理性を養い、人間の尊厳を重視できる人材を育成する。
  • 日本固有の文化や精神に触れることで異文化への理解を深め、国際的視野をもって活動できる能力を育成する。
  • 他人や自分を知り、思いやりや労わる心をもち、人間関係を確立するためのコミュニケーション能力を育成する。
  • あらゆる健康状態に応じた看護を計画し、科学的根拠に基づき実践できる能力を育成する。
  • 地域特性から保健医療福祉のニ-ズを理解し、地域に貢献できる能力を育成する。
  • チ-ム医療における看護の役割や責務を理解し、他専門職種の人々と協働・連携できる能力を育成する。
  • 看護に関する新しい専門技術の導入や開発に必要な科学的探究心、批判的思考(クリティカルシンキング)と研究的態度を育成する。
  • 専門性を深めていくための基礎能力を培い、生涯にわたる自己啓発能力を育成する。

卒業後の進路

高齢化社会に向けてマンパワーの確保が急務な現在、看護の職域は拡大しつつあり求人は漸増しているため、国家試験合格者は、全員就職が可能である。
医療機関、在宅医療、地域医療、産業保健、学校保健等、様々に進む道が開かれている。さらに、教育・研究者として大学院に進学する学生も進路の方向として予測される。