足底部ピンポイント遠赤外線照射の皮下体温とストレスマーカーに与える影響

 Effect of Pinpoint Plantar Long-wavelength Infrared Light Irradiation on Subcutaneous Temperature and Stress Markers

 

論文要旨

近年、日常生活におけるストレスが誘因とされる疾病が急速に増加する一方で、その具体的な治療法が確立されていない現状がある。厚生労働省による平成22年度国民生活基礎調査では、14歳以上の46.5%がストレスを抱えていること報告している。

また、ストレスは交感神経を過度に刺激するため末梢血液循環の低下を招き、有害な生体反応を引き起こす誘因となる。これらのストレスに起因した治療法はこれまでに確立されておらず、安全に副作用なく行える治療法が求められている。本研究では、その現状を鑑みて、「足底部の非侵襲的ピンポイント遠赤外線照射」治療前後の末梢皮下体温や血圧さらにストレスマーカー(amylase、cortisol、adrenocorticotropic hormone:ACTH)の変動を分析した。

その結果、末梢皮下体温を上昇させ、血圧の安定とともにストレスマーカーであるamylase、cortisolやACTHの分泌を抑制する作用があることが明らかとなった。この作用は、ストレス刺激が大脳辺縁系を介してストレスホルモンの過剰な遊離とともに交感神経を刺激し、血管を収縮させて生体の微小循環の低下を引き起こすが、この悪循環を改善する効果を「足底部ピンポイント遠赤外線照射」は有することを示唆している。

また、本研究プロジェクトは学校法人了德寺大学、了德寺学園医療専門学校、医療法人了德寺会の共同研究による研究成果であり、この治療法は、ストレスフリー療法として医療法人などで治療が開始されている。

了徳寺大学「ストレスフリー療法研究会」
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