世界の柔道

9月にブラジル・リオデジャネイロにて行われた国際柔道連盟の総会で、新たに4カ国の加盟が認められて、現在199の国と地域が国際柔道連盟のメンバーとなりました。

この加盟国数は世界でも有数の数字で、GAISF(General Association of International Sports Federations:国際競技団体連合)に加盟している競技団体の中で加盟国の多い所を調べると

バレーボール(219)、

バスケットボール(213)、

陸上(212)、

サッカー(208)、

テニス(205)、

アマチュアボクシング(195)などでした。
(それぞれの国際連盟のHPに現在記載されている加盟国数を参照しましたのでほぼ正しいと思われます)

勿論この数の中には加盟しているだけで、あまり活動がされていない国や地域も多い為、この数がそのままそれぞれの競技の人気や普及度を表しているとは思えませんが(勿論柔道も含みます)、一つの指標にはなると思われます。

こうしてみると日本から生まれた柔道が世界のものとなったことも、こうした側面から十分に読み取れますね。

そこでよく言われることですが、柔道は日本のお家芸と呼ばれ、負けるとそれこそマスコミに叩かれ、私の周りの人からも心配されますが、その時私はこう説明します。

今、世界柔道連盟に加盟国199カ国あってサッカーやテニスなどに次いで世界でも有数の加盟国数を誇るまで発展しました。これだけ世界中に広まったということは、もうその競技の発祥国だけがメダルを独占したり、勝ち続ける時代ではないのです。サッカーを例に挙げるとイギリスで始まりましたが、ではワールドカップで毎回イギリスが優勝するかというとそうではなく、大会自体に出られない年もあります。だからアテネ五輪の成績が出来過ぎで、それでも世界大会でメダルを常に多く獲得している日本は健闘していると思います。ただもちろん1つでも多く、メダルを、それも金メダルを取れるように皆死に物狂いで頑張っています。」と。

言い訳のように聞こえるかもしれませんが、これが現状ではないかと思います。

日本以外にも、世界中で多くの柔道選手及び関係者が同じように、或いはそれ以上に己の全てをかけて大会に臨んできます。しかしこちらもそうした思いに負けないよう、そして跳ね返せるように更に頑張っていくと心に刻んで日々励んでます!

先ずは間近に迫った講道館杯に向けてしっかりと準備していきたいと思います!

監督

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