「志高く、度量は海の如し」
アメリカで約二年間の生活を終え久しぶりに帰国しました。
日本に帰国してすぐ全日本実業団に了徳寺学園の応援に行きました、
小さな体ながら大きなチームに勇猛に立ち向かう姿はほんとに熱いものを感じました。
アメリカは皆さんの知っての通りですが日本の柔道ほど強くありません。それに柔道をする環境もそれほど良いものとは思えませんが、私の住んでたフロリダのタンパというところの、とある道場では日本人に負けないくらい柔道に対する情熱があります!
日本に帰ろうとした私を引き止め、
「まだまだ一緒に柔道がしたい、私たちにはシンジが必要なんだ」
と言ってくれて、それを聞いたときに柔道を引退して了徳寺学園を去ると決めた時にかなり悩まされたこと
「柔道−自分=?」
という問いに答えがでました。
「柔道+俺=自分」、
柔道にたずさわってこそ自分という持ち味とか良さがでるんだと自分なりに答えがでたんじゃないかと思いました。
よく考えれば20年以上も柔道をしてるわけです、柔道を引いて、何かになれるんじゃないか?と思ったことこそが滑稽なことでした(笑)
自分のちっさい人生の中で、自分の柔道を必要とされてるってのを感じたのは初めてでした。
素直にめちゃくちゃ嬉しかったし、熱くなりました!
だから環境を整えてまたアメリカへ旅立とうと思います。
自分もまだまだ柔道がやりたいんで(笑)
飛塚先輩が最後言ってたな〜、
「まだまだ強くなりたい気持ちでいっぱいです」
自分もそんな気持ちの中にまだいます、そんな自分を少し嬉しく思います!
もう世界代表や日本一を狙う選手たちのような強い気持ちはないけれども、応援してくれる人たちがいます、
いろんな戦いがあるけれども頑張れるだけ頑張って朽ち果てるまで頑張り、
そしてフロリダ柔道の発展を目標に畳にあがり帯をしめ続ける気構えでいます!
こんな人生の舞台を用意してくれた、人々、また自分の人生に感謝します。