お疲れ様!

少し時間が経ってしまいましたが、今年も3月末で2名の部員が巣立っていきました。

特に今年は長年、了徳寺学園柔道部を支え続けてくれたベテランが新たな道に進んでいきました。

鳥居

鳥居とは大学の先輩後輩の間柄で、私が4年の時の1年生でした。縁があって今度は監督と選手という立場になりましたが、私が了徳寺学園で指揮を取る前からの在籍選手なので、そう考えると鳥居の選手としての息の長さには本当に頭が下がります。自分独自の世界感で少々他とは違う面も持っていましたが、その研究熱心さや独特の柔道理論は素晴らしいものでした。先生方にお願いして技術講習会などを開いた際に一番前で熱心に聞き、メモを取り、そして真っ先に質問するその姿勢がもう40に近い年齢でありながら、未だ高い実力を維持している理由の1つだと思います。

今後も鳥居なりに、柔道と向き合い、柔道に携わっていくものと思います。先日生まれた愛娘が柔道を理解できる年齢まで、強い父親でい続けることも鳥居なら可能じゃないかなと思います。今後の活躍を願っています。

雄大

雄大は私が監督になって初めてスカウトした代の選手でした。多くの勧誘があった中から、まだ出来て間もない了徳寺学園柔道部を選んでくれたことがとても嬉しかったのを昨日のように思い出します。雄大をよく知らない人から見ると、一般的なイメージとして少しとっつきにくい感じがするかもしれませんが、素顔の雄大は本当に真面目な好青年です。そして在籍した8年間、一度たりとも提出物が遅れたり、諸連絡が遅れたりすることはありませんでした。必ず期日の2〜3日前までにはきっちりと提出するその生真面目さや誠実さは、雄大の人柄からくるものだと思います。

残念ながら立て続けに大きな怪我を負うという不運もあり、目標としていた結果にはあと一歩届きませんでしたが、毎日黙々と続けた努力はこれから指導者として大きな糧になるものと思います。これからは同じ指導者仲間として切磋琢磨していければと思います。

常に了徳寺学園を牽引してくれた2人がいないのは、もう6月を迎える頃にも関わらず、何かしっくり来ない感じがしてなりませんが、2人のこれからの活躍を心から願うと同時に、今後とも了徳寺学園OBとして付き合っていけたらと思います。

お疲れ様、そしてありがとう!

了徳寺学園柔道部監督
山田利彦

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です