2011年 世界選手権大会2日目結果報告

本日行われました世界選手権大会2日目に出場しました秋本啓之、西田優香、佐藤愛子の結果を報告します。

73?級:秋本啓之:5位
1回戦
秋本 ○ 一本勝(巴投) GIRONES(CUB)

2回戦
秋本 ○ 一本勝(背負投) VUI(PUG)

3回戦
秋本 ○ 一本勝(背負投) UEMASTU(ESP)

4回戦
秋本 ○ 一本勝(合技) ROTHBERG(EST)

準々決勝
秋本 ○ 優勢勝(指導2) ISAEV(RUS)

準決勝
秋本  優勢負(技有) ○ 中矢(東海大)

3位決定戦
秋本  優勢勝(技有) ○ JURAKOBILOV(UZB)

序盤から難敵との対戦が続いた秋本ですが、一本勝ちを重ねて勝ち上がり、準決勝で中矢と対戦します。ここでも先に先に攻め、まず中矢に指導1が与えられます。その後、中矢の大外刈りで技有を奪われ、決勝進出はなりませんでした。3位決定戦に回り、ここでも有効を奪ってリードするものの、終盤に
背負投を返されて技有を奪われ、メダルを逃しました。

残念ながら連覇はなりませんでしたが、内容自体は悪くなく、アジア大会の怪我から続いた不調を感じさせない勝ち上がりでした。終盤に挽回されて勝利を逸しましたが、今後に期待できる柔道であったように思います。この後の試合を制して、来年つなげて欲しいと思います。

52?級:西田優香:2位
1回戦
西田 ○ 一本勝(背負投) GELDIBAYEVA(TKM)

2回戦
西田 ○ 一本勝(背負投) MULLER(LUX)

3回戦
西田 ○ 一本勝(背負投) BONNA(FRA)

準々決勝
西田 ○ 一本勝(合技) RAMOS(POR)

準決勝
西田 ○ 一本勝(背負投) CHITU(ROU)

決勝
西田 優勢負(指導2) ○ 中村(三井住友海上)

一回戦から準決勝まですべて一本勝ちで勝ち上がり、昨年同様、中村との決勝を迎えました。序盤西田のペースで進み、先に相手に指導が与えられます。しかし攻めた際に準決勝で痛めた肘の箇所を再度痛め、その後中村の攻勢により、指導が与えられます。その後、もう一度西田に指導が与えられ、終盤攻めたてますが、あと一歩届かず、無念の敗退となりました。準決勝まで、文句のない内容で勝ち上がりましたが、決勝では肘の影響もあり、あと一歩優勝に届きませんでした。しかし中村との一騎打ちは来年の代表決定まで続きます。次は雪辱なるよう、準備していってほしいと思います。

57?級:佐藤愛子:優勝
2回戦
佐藤 ○ 一本勝(上四方固) HO THI(VIE)

3回戦
佐藤 ○ 一本勝(合技) GASIMOVA(AZE)

4回戦
佐藤 ○ 優勢勝(背負投) LUPETEY(CUB)

準々決勝
佐藤 ○ 一本勝(合技) CAPRIORIU(ROU)

準決勝
佐藤 ○ 一本勝(合技) 松本(フォーリーフ)

決勝
佐藤 ○ 一本勝(背負投) SILVA(ブラジル)

2回戦で先に先行される中、しっかりと落ち着いて挽回し、順調に準決勝戦までの勝ち上がり、ここで松本と相対します。序盤は佐藤ペースで進みますが、一瞬のすきを突かれ、大外刈で有効を先取されます。しかしここから挽回し、体落による技有から抑え込んで、見事な一本勝ちで松本を下し、決勝進出を決めました。決勝では序盤から攻め込み最後は豪快な背負投を決めて北京五輪後2度の手術を乗り越えて復活し、見事世界女王に輝きました。代表落ちしていた際も腐らず、黙々と自分のやるべきことを貫いたことが、今日の結果につながったように思います。今後さらに精進を重ねて、前回大会での忘れ物を取りに行ってほしいと思います。

秋本、西田ともにあと一歩優勝に届きませんでしたが、勝ち上がり自体は他を圧倒しており、次につなげていってほしいと思います。

佐藤は見事世界チャンピオンに輝き、了徳寺学園4人目の世界チャンピオンが誕生しました。

これもひとえに応援くださる皆様のおかげだと思います。この感謝の気持ちを忘れずに、今後も頑張っていきたいと思います。

明後日の大会4日目には小野卓志が出場します。佐藤に続いて金メダルを是が非でも勝ち取ってほしいと思います。

監督

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