2012グランプリ・デュッセルドルフ最終日結果報告

本日行われましたグランプリ・デュッセルドルフ大会最終日の結果を報告致します。

90?級:小野卓志:5位

初戦は81?級時代に不覚を取ったこともあるベテラン、ポーランドのクラウチックと対戦しました。試合は両者指導1ずつのまま終盤に差し掛かったところで、小野が大外刈を押し込んで技有を奪い、4回戦に進出しました。4回戦では、先週のワールドカップ・オーバーヴェルトを制したセルビアのゲラシメンコと対戦します。この試合も両者指導1ずつの後、小野が大内刈で技有を奪います。しかしなぜかこのポイントが取り消しになり、勝負はGSに突入しました。GSに入った後小野が見事な内股を決め、準々決勝に進出しました。準々決勝では以前GSパリの決勝を争ったこともある、フランスのダフレビルと相対しました。この試合でも小野が先に攻めて相手に指導かと思われた後、一度小野が頭を下げられて帯取返を掛けられただけで、なぜか小野に指導が与えられました。その後相手の肩越しの組手に対して大内刈で対応して投げますが、ここでも相手の帯取返のポイントとして技有を奪われます。釈然としない中で挽回せんと掛けたところを掬投に切り替えされて、準決勝進出はなりませんでした。

GS東京での判定、マスターズでの攻め続けても相手に指導が宣告されない判断、そして今回の指導と大内刈に対しての2度の判定と審判の判断に泣かされる結果となりました。微妙な差や認識の違いもあり、どの判定が正しいのか一概には言えませんが、小野には不運な結果となりました。

出発直前にぎっくり腰を患い、出場も危ぶまれましたが、ケアいただいた先生方のおかげで試合をすることが出来ました。結果は悔しいものに終わりましたが、小野らしく攻め続けたと思います。5月の最終決戦に向けて、再度しっかりと準備させたいと思います。

90?級:穴井亮平:4回戦敗退

初戦はスイスのヒッシャ‐と対戦し、中盤に得意の形で肩固に固め、3回戦に進出します。3回戦では先日のGSパリ準優勝のウクライナ・ゴンチュークと対戦します。序盤相手の変形組手になかなか自分の形になれず、肩車で有効を奪われます。しかし穴井も対応し、中盤に所詮同様、寝技のチャンスを逃さずに固め、4回戦に駒を進めました。
4回戦では世界3位のキューバ・ゴンザレスと相対しました。この試合では両者譲らず、ペナルティの宣告もないままGSに突入します。GSに入って意識して技をつなぎだした相手に対して穴井も勝負に出て、支釣込足を打ったところを背負投に合わされて無念の敗退となりました。

世界の強豪たちとの戦いが続いた中、敗れはしましたが、穴井らしさは出せたように思います。今後競り合いの中で、その試合をものにできるよう、さらに精進させたいと思います。

今大会は悔しい結果に終わり、応援頂いた皆様の期待に応えることが出来ず、申し訳ございませんでした。

毎回同じことになりますが、見つかった課題に取り組み、5月の福岡決戦に向けて、最善の準備をしていきたいと思います。

監督

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