ロンドンオリンピック結果報告

本日行われたロンドンオリンピックに出場しました平岡拓晃、福見友子の結果を記載いたします。

平岡拓晃:2位

2回戦 平岡 ○一本勝(背負投) Mckenzie(GRR)

3回戦 平岡 ○優勢勝(技有:一本背負投) Arshanski

準々決勝 平岡 ○GS(判定3-0) Milos(FRA)

準決勝 平岡 ○一本勝(小内刈) Verde(ITA)

決勝 平岡 一本負(払巻込)○ Galstyan(RUS)

初戦から平岡らしいスピードを生かした柔道で順調に勝ち上がりました。準々決勝では先に指導2を奪われる苦しい展開でしたが、残り7秒に執念で追いつき、GSでの判定をものにして、準決勝に進出します。

準決勝ではこの日好調のイタリア・ベルデを全く寄せ付けず、一本背負投で技有を奪った後、小内刈で見事な一本勝ちを収め、決勝に進出しました。

決勝では世界2連覇中のソビロフ(ウズべキスタン)を破ったガルスチャンと対戦しました。開始後すぐに相手の内股を透かしながら掬投に行ったところを払巻込に合わされてしまい、金メダルにあと一歩届きませんでした。

北京での初戦敗退から4年、その屈辱を晴らす一心でここまで走ってきました。気持ちのこもった戦いぶりで、準々決勝では絶体絶命の中、執念で勝利をものにしました。だからこそ、金メダルを取らせてあげたかったです。多くの怪我や病気に見舞われながら、頂点を目指して一心に取り組む姿勢に多くのことを教えてもらったように思います。

福見友子:5位

1回戦 福見 ○GS一本勝(送襟絞) Blanco(ESP)

2回戦 福見 ○合技(巴投+縦四方固) Edwards(GBR)

準々決勝 福見 ○GS優勢勝(指導2) Pareto(ARG)

準決勝 福見 優勢負(技有:大外返)○ Dumitru(ROU)

3位決定戦 福見 GS一本負(小外掛)○ Csernoviczki(HUN)

一回戦からの登場となった福見は、09年世界選手権決勝を争ったブランコをGSで下し、2回戦も地元の声援を受けるエドワードを寄せ付けず準々決勝に進みます。ここで北京五輪3位のパレトをGS指導2で下して、準決勝で前回チャンピオンのドゥミトルと対戦しました。この試合では不用意に入った大外刈を返され、技有を先制されます。その後挽回せんと攻めたて、指導2までが相手に与えられますが、一歩及ばず、3位決定戦に回ります。

3位決定戦でも相手の組手に苦しみながら延長に突入し、徐々に福見のペースになっていたが、間合いを詰められとこおを、小外掛に入られ、苦杯を喫しました。

厳しい状況の中代表権を勝ち取り、大きな期待に応えるべくこの日までやれるだけのことはやってきていただけに、結果につながらなかったことは本当に無念です。監督として勝たせてあげれなかったこと、責任を痛感しています。しかし福見の諦めない姿勢からも多くのことを学んだように思います。

了徳寺学園柔道部として2度目の挑戦となったロンドンオリンピックは、金メダルにこそ届きませんでしたが、平岡が創部以来初となるオリンピックでのメダルを獲得してくれました。

応援いただきました皆様、本当にありがとうございました。心より感謝いたします。

今後もますますの精進を重ねて、多くの期待に応えることが出来るよう、頑張りたいと思います。

変わらぬ応援のほど、よろしくお願い致します。

了徳寺学園柔道部監督
山田利彦

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