本日行われました全日本女子選手権大会に緒方亜香里が出場しました。
2回戦
緒方 ○ 合技(大内刈+小外刈) 稲森(三井住友)
初戦は重量級若手の稲森と対戦し、開始早々大内刈で技有を先取します。その後おたがい攻め合う中、中盤に小外刈で技有を追加して初戦を突破します。
3回戦
緒方 ○ 一本勝(大外刈) 滝川(富士市立高校)
昨年のインターハイ重量級2位の滝川との対戦では、袖釣込腰を狙う相手に対して、徐々に自分の間合いとなり、組み勝った後に豪快な大外刈を決め、準々決勝に駒を進めます。
準々決勝
緒方 ○ 優勢勝(指導2) 上野(自衛隊体育学校)
これまで分の悪かった上野との対戦では、徹底して自分の組み手にこだわり、そこから先に先に技を出してペースを握ります。技によるポイントこそ奪えませんでしたが、上野に指導が2度与えられて勝利し、準決勝に進出します。
準決勝
緒方 一本勝(大内刈) 山部(ミキハウス)
昨年の覇者、山部との対戦となった準決勝では、一進一退の攻防の中、緒方が得意の大内刈を見事に決めて一本を奪い、決勝戦に駒を進めました。
決勝
緒方 優勢勝(有効:大内刈) 田知本(ALSOK)
初優勝をかけての対戦は、関東予選で判定1−2で惜敗した田知本との対戦となりました。この試合では先に指導を受ける展開となりましたが、持ち前の攻撃柔道を十二分に発揮して攻め込み、中盤に大内刈で有効を先取します。その後、お互いに攻め合う中で時間が経過し、そのままタイムアップとなって、緒方が見事、初優勝の栄冠に輝きました。
試合に向けて好調な仕上がりを見せていた緒方は、持ち味の攻撃力に加えて、この日は組み手でも取り組んできた成果を発揮して、終始自分の形で戦えたことが大きな勝因であったように思います。
ロンドンオリンピックでの悔しさをバネに、一回り大きくなって戻ってきた緒方が、了徳寺学園柔道部に初の全日本(無差別)タイトルをもたらしてくれました。
応援いただきました皆様、ありがとうございました。
監督