2014 グランプリ・デュッセルドルフ2日目結果報告

本日行われましたグランプリ・デュッセルドルフ大会2日目の結果を報告致します。

73?級:秋本啓之:優勝

秋本は初戦、オランダのVan T Westendeと対戦し、最初に掛けた背負投が見事に決まり、初戦を突破します。

2回戦、カザフスタンのKayumoと対戦し、両者指導を受けた後、徐々に秋本のペースとなり、相手に指導が2度与えられます。その後、しっかりと自分の形になり、初戦同様、豪快な背負投で下し、3回戦に駒を進めました。

3回戦、ルーマニアのFasieと対戦し、開始早々、巴投で有効を奪います。その後、逆の腰車で技有を追加し、最後は得意の形で抑え込んで、合技にて準々決勝進出を決めました。

準々決勝、アメリカのDelpopoloと対戦し、序盤より先に先に攻め、相手に指導が2度与えられます。その後、巴投で有効を奪います。ポイントを取っても攻撃の手を緩めず、小外刈で技有を追加し、終了間際に逆の一本背負投を見事に極め、一本勝ちにて準決勝進出を決めました。

準決勝、カザフスタンのYkybayevと対戦し、序盤よりお互いに指導を受けた後、徐々にペースを握り、相手に指導が追加されます。その後、巴投で有効を奪い、更に巴投で有効を2個追加し、最後は崩袈裟固に極め、決勝に駒を進めました。

決勝、イスラエルのMukiと対戦し、序盤より秋本が先に先に攻め、中盤までに相手に指導が3つ与えられます。その後、秋本も若干攻め疲れが見える中、終了間際に見事な背負投が決まり、オール一本勝ちによる復活優勝を遂げました。

この日の秋本は、全盛期を彷彿させる力強い柔道を展開し、講道館杯では決め切れなかった背負投もよく掛かりました。決勝は、少し気負いもみられましたが、復活を印象づける内容であったように思います。

次は選抜に向けて、しっかりと準備していって欲しいと思います。

また初日には4月には了徳寺学園入職が内定しています日体大4年の志々目徹君が出場しました。

60?級:志々目徹:優勝

志々目は初戦、ベラルーシのTutkhalianと対戦し、序盤から積極的に攻め、相手に組み合わないと場外の指導が与えられます。その後、片襟からの背負投で有効を奪います。ポイントを奪った後も攻撃の手を緩めず、最終的に相手に指導が4度与えられ、反則勝ちで初戦を突破しました。

2回戦、第4シード、モンゴルのGanboldと対戦し、初戦同様、序盤から積極的に前に出て、相手に防御姿勢、場外などの指導が3度与えられます。その後、間合いを詰めてくる相手に合わせて内股で有効を奪い、そのまま押し切って3回戦に駒を進めました。

3回戦、ペルーのPostigosと対戦し、序盤に大外刈で技有を奪い、その後小外刈で技有を追加して、合技にて勝利し、準々決勝に駒を進めました。

準々決勝、五輪王者ロシアのGalstyanと対戦し、序盤から両者積極的に技を出し合います。中盤に襟を隠したとの指導を受けますが、場外際で内股による有効を先取します。その後、挽回せんと前に出る相手に対して、2度目の指導を受けますが、最後は見事な大外刈で相手を畳に叩きつけ、一本勝ちにて準決勝に進出しました。

準決勝、GS東京で不覚を取ったカザフスタンのSmetovと対戦し、組手を嫌う相手に指導が与えられます。その後もお互い攻防を続ける中で、2度相手に指導が追加され、終了間際に指導を1度受けましたがそのまま押し切り、決勝に進出しました。

決勝、国士館大の大島と対戦し、大島が技を先に出すものの崩しなく、逆に掛け逃げの指導が2度与えられます。志々目もなかなか自分の組手になれない中、お互い組手争いと組み際の技を出し合う展開が続き、終盤に志々目に防御の指導が一つ与えられるものの、試合はそのまま終了し、志々目が優勝の栄冠に輝きました。

2人とも結果につなげることが出来ました。

また次の試合に向けて準備していきたいと思います。

監督

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