石井孝法 94

こんにちは.石井です.

また,シリーズものを復活させます.

「柔道とは」という疑問と
私の解釈を数回に分けて書いていきたいと思います.

石井の書くことはよくわからんと言われることもありますが,
読み流す程度でよいです.(facebookから再掲)

「柔道を再考する」

私は,
「柔道は海に似ている」
と思っています.

私は,
海を見て
「広い」と思います.
「どれくらい広い?」と聞かれると,

「ただ広い」と.

私は,
海に入ってみて
「深い」と思います.
「どのくらい深い?」と聞かれると,

「ただ深い」と.

柔道もよく似ています.

海の先に目的地があります.
私は,九州出身ですので,
この海(関門海峡)の向こうの本州に行きたいと思うと,
海をどのように移動するかを考えます.
例えば,関門橋を渡るかフェリーで移動するか.

また,考えます.
この海を渡るとスペインにも行けるかもしれないし,
南アフリカにも行けるかもしれないと.
海を渡れば行けるのです.
目的地は人それぞれで,決まってません.
でも,この海を渡れば行けるのです.

そして,考えます.
スペインに行くためには,何が必要で,
最短ルートはどうだろう,と.
そして,また考えます.
どうも最短ルートは,非常に危険そうで,
ここは迂回していこう,と.

こうやって,目的地へ行く
「最善」な方法
「最適」な方法
を考えるわけです.

目的地に行く方法に答えはありませんし,
航路も何が一番かは決まっていません.
自然は変化しますしね.

このように答えはないのですが,
海は目的地への行き方を考えさせてくれます.
その考え方を育ててくれます.
柔道もよく似ています.
目的地への行き方,そして生き方を考えさせてくれます.
時代の変化を考え,目的地へ行く方法を考えます.

私は,
「柔道は海に似ている」
と思っていて,
上記したような解釈をしています.

先ほど,

「ただ広く」

「ただ深い」

と表現したのにも意味があります.

「海の大きさは?」

「海の深さは?」

と聞かれて,
数値できちんと表現したとします.
今なら調べれば出てきますし…
しかし,海を数値で表してもあまり意味をなしません.
数値を暗記したところで,といった感じです.

海は,
ただ広く
ただ深い.

これは,数値という形に「はめ込む」な,ということです.
考え方(目的地への行き方)は自由です.
海(柔道)は移動の過程にあるツール(一部)かもしれません.
そうだとしても
自分といったちっさな形にはめ込むこともないし,
日本といった形にはめ込む必要もないということです.

柔道は,
ただ広くて
ただ深い,
ものであってほしいと思いますし,
それが柔道だと思ってます.

第2回に続きます.
うっす.

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