旅立ち 2013

今年も、3名の選手が了徳寺学園から旅立ちます。

同じチームで頑張っていた仲間と離れるのはやはりさびしいですが、今後とも了?寺学園OBとして、活躍を期待すると共に、これからも末永くつきあっていけたらと思います。

武ちゃん

私と同期入社であり、了徳寺学園柔道部を初期の時代から支えてくれた選手です。最近入社してくる選手達とは10才前後離れているチームの大ベテランであるにもかかわらず、何か頼みたい時に近くを見渡すと、常に武ちゃんが回りにいて、その腰の低さとフットワークの軽さからついつい武ちゃんにお願いする事が多々ありました。

柔道に対しては本当に真面目で紳士に向き合い、いろんな先生方にも貪欲に教えを請う姿勢は、チーム内にも素晴らしい影響を与えてくれました。

また最後の1年は、仕事をしながらの試合挑戦、そしてコーチとして特に女子選手を中心によく指導をしてくれました。福見のオリンピック挑戦が叶ったのは、武ちゃんの功績によるものが大きかったと思います。

まだまだ学園、そして医療法人を通して共に頑張っていきたいと思っていましたが、実家の接骨院と道場の後継者としての道があると言うことで、新たな場所での更なる活躍を願ってます。

そして新体制となった全日本女子のコーチとしても抜擢され、今後も変わらず、同じ指導者仲間として頑張っていきましょう!

チンネン

その場の雰囲気で呼び名を替えるのが得意な卓志に「今回の付き人のチンネンです」と紹介され、それから唯一、私だけがチンネンと呼び続け、試合中でもチンネン!と声をかけてました。

人懐っこくて、優しさも一杯持っている熱い男、それがチンネンです。

個人、団体でも活躍してくれて、特に国体では千葉県の2連覇に大きく貢献してくれました。2010年の千葉国体では試合にでれない中、選手間の大きな潤滑油としてチームワーク醸成の役割を担ってくれ、2011年の山口国体では上川選手を下す殊勲で選手として大活躍してくれました。

地道に練習を積んで培った地力をもとに、今年は念願であった2度目の全日本選手権への挑戦権をものにしました。母校での指導と併せて、まだまだこれからも選手として、北海道の地から全国に挑戦していって欲しいと思います。

チンネンの育てた選手をスカウトに行く日が来るのを楽しみにしています。

希星

60?級にて世界選手権代表にあと一歩と迫りながら、悔し涙をのみ、そこからは私の指導力不足もあり、厳しい戦いが続いたように思います。試合の前に減量という過酷な戦いがあり、ランキング制導入により、連戦が強いられる現行の制度のもとでは厳しい状況であったように思います。階級を上げてからも目指す結果には届きませんでしたが、腐らずによく頑張ったと思います。

結婚して、父となり、守るものができた時に、人は更に強く成れると思います。星輝くんに強い親父であることをしっかりと見せることができるよう、矯正職員大会を突破して、講道館杯にかえって来る事を願ってます。

もちろん突然のブログ当番振りがありますので、油断せず、ネタ集めに励んでおいてください!

お疲れ様、そしてありがとう!

了徳寺学園柔道部監督
山田利彦

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