太田慶一 19

ちょうど1週間前大学の柔道部の同級生が亡くなってしまいました。

1週間たった今、信じろと言われてもまだ信じられません。

名前は井坪圭佑です。

圭佑は本当に真面目な子でした。

圭佑との思い出を話せばキリがないぐらいたくさんありますが、とにかく誰からも愛される人柄を持った子でした。

圭佑は大学を卒業後、青年海外協力隊として発展途上国のボツワナに行き柔道を発展させようと頑張っていました。

卒業してからはなかなか連絡も取れず、日本にも帰ってこれない状況だったみたいですが、たまにSNSなどに頑張ってる姿をのせてくれてたので元気でやってるんだと感じていました。

しかし運命とは残酷なもので、たまたま休みの日に山登りに行き、下山中に霧で先が見えなくなり転落してしまったと聞きました。

何も知らない地で言葉も通じないし分からない中で柔道を広める。こんな大変な事はないと思います。

今まで当たり前だと思って適当に過ごした日常も圭佑が生きたくても生きられなかった1日だと考えると自分は何をしてるんだと腹が立ちました。

悔やんでも悔やみきれませんが、圭佑が1日、1日の何気ない日々の大切さを教えてくれた気がします。

葬儀の日程が20、21日と国体の試合と丸かぶりしてしまい、最後の顔も見れないのはとても残念です。

しかしきっと圭佑はこれからも僕たちを応援して、見守ってくれると思います。

その分必ず優勝してその姿を見てもらいたいと思います。

しんみりとした話になってしまいましたがこの場を借りて伝えさせていただきました。

最後に圭佑24年間お疲れ様。

本当に4年間たくさんの思い出をありがとう。またいつか必ず会えると信じてるよ。

ゆっくり休んでな。

ご冥福をお祈りします。

安らかに。

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