渡邉勇人 9

Who am I ?

グランドスラム東京、最終日。
ファイナルラウンド前の休憩時間。

お笑い芸人あいすけ、いや近代柔道記者あいすけと話している時にその女性は近づいてきた。

私のことを直視することなくあいすけに早口でこう言った

「吉田選手と写真撮ってください」

そして、あいすけにカメラを手渡す。

その日は90、100、+100?級の試合が行われていた。吉田選手とはその日出場していた旭化成所属90?級吉田優也選手のことだろう。

しかし、その女性は私の隣に並び、あいすけの方にポーズを向ける。

早く撮れと言わんばかりに。

もちろん私は吉田選手ではない。

戸惑う偽吉田選手。
嬉しそうにカメラを持つあいすけ。

吉田選手じゃないとはっきり言えない私。

吉田選手のふりをしてカメラに笑顔を向ける私。

握手を求めてくる女性。

吉田選手のふりをして握手をする私。

去っていく女性。

下手くそな字で吉田優也と書くとこまでイメージしたがサインを求められることなく吉田選手のふりは無事に終わった。

これが今年のグランドスラムで残した結果の全てである。

この場を借りて吉田優也選手のふりをするという悪行をしたにも関わらずブログのネタができたと喜んでしまったことを謝罪します。

そして、「吉田選手じゃないですよ」と瞬時に笑いに変えることもせず、ニヤニヤしながらカメラを握っていたあいすけも同罪であることは皆さんも承知でしょう。

後日、謝罪させます。

真面目な話になりますが、今年は手術が続き柔道から離れる時間も多く、柔道には寂しい思いをさせてしまいました。

来年はもう二度と離さないよと言わんばかりに柔道を可愛がり、そして精一杯の愛情で包みこんでいきたいと思います。

このブログを読んでくださる全ての方に柔道をもっと好きになってもらいたい。
いや、俺を好きになってもらいたい。
といった欲をだして2016年も頑張っていきます。

吉田選手に間違えられても笑顔で写真に応じる優しい心の持ち主渡邉選手も試合、練習では心を鬼にして自分自身追い込んでいきたいと思います!

最後に2015年、私のブログを心待ちにしてくださった方々に心から感謝申し上げます。

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