OB 佐々木伸次朗

2008年に了徳寺学園を退社し、柔道選手としても引退して、それからアメリカで生活しています。

今現在は大学で柔道の授業と柔道部を指導しながら、自身の道場であるSASAKI JUDOを経営し、
柔道教室や合宿などをさせてもらいながら生活しています。

柔道選手として柔道をやっているときは四六時中勝つことを考えて、結果が全てだと思っていましたし、それは日本一/世界一を目指す選手にとっては間違いではないと思っていました。

確かに、要所、要所ではありましたが、私自身が勝つことで人生が確実に変わって行きましたし、勝ったときは周りから認められ、負ければ無くなってしまうものもありました。

柔道選手として一生懸命に頑張った時間は本当に楽しくて、今でも誇りに思っています。

けど、辛かったのは引退した後でした。

朝練もない、トレーニングもしなくていい、午後の練習への緊張感や「あれする、これする」といった課題もない。

正直そんな張りのない毎日には半年ぐらいで飽きてしまって、また柔道始めました。

柔道が大好きだから柔道するのですが、なんで柔道を今でも真剣にするんだろう!?ってずっと疑問に思っていました。

柔道選手のときは一切柔道について勉強しませんでしたが、指導者になって柔道の歴史を勉強するようになりました。

そこでやっと私が今でも一生懸命柔道する理由をみつけることができました。 答えは柔道家になるため。

柔道家になるためには人の役に立たないといけません。

断言できるのですが、私たちが一生懸命に身につけた技や知恵は必ず人の役に立ちます。 

ただそれを発揮できる場所が少し見つけにくいだけです。 

現在、柔道を通して食べていける職業;柔道家 というのを作りたくて試行錯誤しています。

それにはしっかりとしたカリキュラムや、自分の売り方、道場の経営の仕方、人との出会い方、などが必要になってくるので日々頑張っています。

まずは私が成功しないと話にならないので、必ず成功します。

先日、アメリカ人の親と選手で20人ほど、妻と一緒に二週間日本に連れてきました。

東京、京都、岡山、広島の町道場、大学、高校に遠征に行って、たくさんの人たちに出会いました。 山田監督とも再会できましたし、了徳寺学園の後輩にも再会できてよかったです。 やっぱり柔道は楽しいです。

柔道やってて本当に良かった。 

これからも、このように柔道をしながら幸せを感じれるように精進します。 

ありがとうございました。

佐々木伸次朗

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