本日行われましたグランドスラム東京の2日目の結果を報告します。
73kg級
秋本啓之:2回戦敗退
秋本は初戦、ロシアのカイトマゾフを巴投、背負投による合技で下し、幸先の良いスタートを切ります。しかし2回戦で欧州チャンピオンのドラスチックの肩車にはまってしまい、ここで涙を呑みました。
1週間前に背中を痛めるというアクシデントに見舞われた中ではありましたが、初戦では秋本らしさを発揮することができたように思います。ようやく長い怪我との戦いから復帰し、戦いの舞台に戻ってくることができました。今回は結果にはつながりませんでしたが、ここからを再スタートとし、今後1つ1つ積み上げていって欲しいと思います。
太田慶一:2回戦敗退
講道館杯を制して初めて臨んだGS東京では初戦、ドイツのシュナイダーを指導1で下し、2回戦で強豪ツガンバータル(モンゴル)と対戦します。ここでは大内刈を隅落で返され、技有と有効を許します。その後攻めて、守る相手に指導が3度与えられますが、後一歩及ばず、上位進出はなりませんでした。
初の大舞台となった太田でしたが、講道館杯で見せた思い切りの良い技を今回は出すことができませんでした。この経験を糧に、国際舞台で活躍していけるよう、更なる精進を期待したいと思います。
63kg級
田中美衣:3位
田中は、初戦、スウェーデンのヘルマンソンを裏投による有効から、得意の寝技に極め、準々決勝に進出します。ここでロンドン五輪で上野を破った韓国のジョンと対戦し、徹底して釣手を嫌う相手の組み手になってしまい、指導2で敗れ、敗復に回ります。敗復最終戦ではブラジルのカンポスを払腰と袈裟固の合技で下し、3位決定に進出します。3決では相手が前の試合でダイレクト反則負けとなったため出場出来ず、不戦勝で3位を確保しました。
敗れた試合も十分ものに出来ただけに、悔しさが募りますが、今まで以上に組手のバリエーションを増やし、対応できるように取り組んでいって欲しいと思います。
明日は100kg級に小野卓志が出場します。
応援宜しくお願い致します。
監督