クウェートで開催されています、アジア選手権大会(13日〜15日)初日の結果報告をさせていただきます。
52kg級 西田優香:3位
1回戦
西田優香○一本勝(送襟締)SU(台湾)
2回戦
西田優香 優勢負(内股)○KIM(韓国)
敗者復活最終戦
西田優香○一本勝(横四方固)NGUYEN(ベトナム)
三位決定戦
西田優香○一本勝(腕挫十字固)BABAMURATOVA(トルクメニスタン)
西田は初戦、台湾のSUに対し積極的に攻め、最後は送り襟締めで一本勝ちし、駒を進めます。二回戦では宿敵の韓国のKIMと相対します。奥襟を叩きにくる相手に対し、間合いを取りながら組み手を捌く西田に対して、組み手を嫌がっていると審判に捉えられ、2度の指導、さらに浅く入った背負い投げを掛け逃げと見なされ、指導が累積されます。挽回せんと攻め込み、相手に指導2が与えられます。時間もわずかになり、小外刈で勝負に行ったところを逆に内股で切りかえされ、有効を奪われてしまいます。そのまま惜しくも時間終了となり敗者復活戦に回ります。敗者復活最終戦では、ベトナムのNGUYENに対し、落ち着いて足を捌き、横四方固で退けます。3位決定戦ではトルクメニスタンのBABAMURATOVAに対し、試合開始早々、巴投げからの見事な腕挫十字固で極め、三位を死守しました。
全体を通してわずかなタイミングのズレがあり、噛み合わない試合が多く、負ける相手ではない相手に負けてしまったように思います。敗因を見直し、次に向かわせたいと思います。
63kg級西川真帆:準優勝
2回戦
西川真帆○優勢勝(指導2)BAK(韓国)
準決勝
西川真帆○優勢勝(指導2)YANG(中国)
決勝
西川真帆 優勢負(内股・技有)○TSEDEVSUREN
シードのため2回戦から登場した西川は、初戦・準決勝ともに終始、西川の組み手で試合が展開され、指導2で決勝に駒を進めます。迎えた決勝は、昨年のGS東京で勝利しているモンゴルのTSEDEVSURENとの対戦となります。試合開始早々、相手が掛け潰れたところを、腕絡で関節を極めながら抑え込みにいきますが、なぜか審判の待ての合図がかかります。中盤、西川の組み手が不十分になった一瞬の隙を突かれ、払腰で技有りを奪われます。その後、挽回せんと攻め続け、相手に指導が与えられます。終了間際、再度腕絡を極めながら抑え込みにいきますが、絡まれた足が後一歩抜けず、待てが掛かります。その後、防御姿勢になった相手に指導が累積するも、惜しくも時間切れとなり、準優勝に終わりました。チャンスであった2度の腕絡を最後まで極めきれなかったことが悔やまれます。
今後の課題となる、攻めの遅さの克服および、不十分な組み手からでも強引な攻撃が出来るよう、普段の練習から意識させたいと思います。
2日目の14日(木)は70kg級にヌンイラ華蓮が出場します。