金丸家の親族で柔道をやってた者は誰一人おらず、親は柔道のルールすら知りませんでした。
柔道に無縁な私が、柔道を始めたのは、偶然としか言いようがありません。
私が強くなって、
世界選手権やオリンピックで両親がわざわざ応援に来てくれたのはとてもありがたいことでしたが、「観光気分」がかなり強かったんじゃないかと思います。
北京オリンピックの時、母親が応援してくれた方へのお土産に、柔道のキーホルダーを大量に買っていました。
母:「これ、えぇでしょ〜」
…
私:「これ、テコンドーですけど…」
母:「お…同んなじでしょ?」
私:「うん…」
23年間も息子の柔道を見守ってきて、これですから…仕方がありません。
そんな思いがあり、母の言葉をこれ以上、訂正することはできませんでした。
テコンドーのキーホルダーを渡された方、すいませんでした。今更ですが、母の代わりに、謝罪したいと思います。
そして、こんなまったりした家庭環境で柔道ができたことを感謝しつつ、今後も柔道修行に励みたいと思います。