鳥居智男 7

いよいよ決戦の日を明日向かえます。

選手は今日金曜日に福岡に終結し、選手説明会やら、柔道着のゼッケン(大会スポンサーのゼッケン)を付ける手続きをしたり、調整練習をしたり、で、土日は試合です。

土曜日に試合のある者は大抵木曜日には福岡現地入りし、調整を行います。

今年はオリンピックイヤーという事もあり、テレビ放映の都合で、二日目は午後の二時半から試合が開始されます。

なんだか変な感じですが、減量のある人にとっては二日目の方が戦いやすいでしょうね!。

この大会は階級制で、体重測定〜ぇ、計量は試合当日の朝行います。

計量後はどれだけご飯を食べてもかまわないわけです。

試合までの時間が長ければ、ゆとりも多いわけです。

一日目に出る私としては、ちょっと羨ましいですね。

もう一つこの大会では、不思議な事があります。

大会は各階級八名で、その年の日本の一番を決めるのですが、表彰式は一位と二位だけで、三位はメダルも、表彰状すらありません。

戦ってる者にとっては一番以外は、二位も一コケも同じですが、日本の階級制の一番大きな大会で、銅メダルくらい・・・とも思います。

まぁ厳しい世界だから、一回勝ったくらいでメダル貰おうなんざ考えてる事が甘い!と、言われかねませんがね。

私は銅メダルが欲しいのではありませんよ。

常に金メダルが欲しいです。

明日も一番をとって、金のお土産を持って帰りたいです。

こぉ長年やってると、おまえは燃え尽きないのか?とか、どぉしたいんだ?とか、いろいろ言われますが、皆、花を咲かせたいはずです。

なかなか咲き続ける事は難しいですが、チャレンジ出来る限り続けて行こう、人は何種類もの人生を歩む事は出来ないんだから、俺はこの道を選択し、生きて行こうと思ってます。

私の場合、綺麗な一本を取る、豪快な技があるわけでもなく(I選手の内胯のような必殺技)、じわじわと相手を追い詰め仕留めるのが私のスタイルです。

なかなか、焦れったく思われがちですが、駆け引きなど、マニアックに観れば味もあるかと思います。

ガムの一発目の味ではなく、スルメや乾燥梅の味みたいにじわじわとした感じですかね。

なかなか綺麗な花を咲かす事が出来ませんが、ドシッと逞しく構える、年々成長と味の出せる盆栽でも目指しますかね。

まだまだ人生これからです。

常に修行と思い一つづつ頑張って行きたいと思います。

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