鳥居智男 11

今日はダイエットについてお話しします。

たぶん、一般の方々には参考にならないと思いますが、鳥居の減量に対する考え方です。

今も8月30日に行われる全日本実業団の個人戦に向けて、15キロくらい減量しています。

何で階級上げないのか?、とか言われる事もありますが、他の階級を舐めて、じゃあ出てみようかなぁと軽くは考えられないし、今までやって来たその階級への拘りや知識と経験、勿論世界に向けてもチャレンジしていきたい希望があるからです。

大学に入りたての18歳位の時は66、7キロくらいで、ほとんど減量はありませんでしたし、体調管理についても無知でした。

ただ、食事を軽くして、汗をいっぱいかけば良いなんて感じでした。

しかし、毎日、毎年トレーニングを続ければ、体は大きく成るのは当然な話です。

私も10年で10キロくらい増えました。

そこで、代謝の良い、体の中の水分、エネルギー等の入れ替わりのスムーズな体を作る事を目指しました。

まず、簡単に出来る事は、1日トータルの水分摂取を増やす事と、ビタミン・ミネラルの大量投与でした。

大抵のエネルギー、排泄物、酸素等の移動は血管を通して行われます。

よく、プロテインを飲む人を見かけますが、私の中ではあんなにタンパク質ばっかり摂取して、あいつらはボディービルでも目指しているのかな?

吸収しきらないタンパク質や炭水化物にしても、たいていは脂肪行きだな。

無駄なんじゃないかと考えてしまいます。

減量の無い選手はどんどん頑張れば良いと思いますけどね

しかし、筋肉の鎧を作るのも大変な作業です。

実際プロのボディービルダーで筋肉だけを、年間3キロ増やすのもかなりの至難の技らしいですよ。

それを我々が、努力してもどれだけの筋肉の量が増えるのか?

たいていでかくなったと勘違いしている人達は、トレーニング後でパンプアップしているだけと、水分でむくんでて、膨らんで見えるだけで、あんまり変わってないと思うんですがね。

筋肉は付ける事が難しいですが、脂肪は削るのはある程度のアスリートなら簡単な事です。

これにより、血管が浮いてきて、筋肉が付いたと勘違いするのが、簡単な落ちです。

それより、体を中から鍛える。

重いバーベルを持ち上げるだけがトレーニングではありません。

体の中のエネルギーや水分の通り道を広げてやるのもトレーニングだと思います。

この暑い中、暴飲はいけませんが定期的に適量づつスポーツドリンクを飲む事が必要です。

なぜ、スポーツドリンクか!。

私生活の中で水やお茶を飲むのは構いませんが、運動中は電解質、イオンバランスの破壊、水分だけでなく、塩分、ミネラル分等、いろんなものが、体から失われていますね。

そこに水やお茶を入れてしまうと、水分摂取してても体の中は薄まり、バランスは崩れてしまいます。

だから体が吊るのです。

簡単に言うといろんなモノを失って苦しんでる体を水で薄めてるだけなんですかね。

私の場合、スポーツドリンクを摂取しますが、市販のドリンクはちょっと甘いです。

尚更喉が乾いてしまう事があります。

たいていのスポーツドリンクは糖分は5%入ってると言われてますが、人間の糖分の吸収率の良い数字は2.5%なんで、私はいつも、2リッターに対して、1リッター用の粉ジュースをまぜ、足りない塩分を小サジいっぱい、約3グラム程入れて、後は好みで疲れ回復も願って、酸っぱめのクエン酸をその時の気分で入れています。

2・3時間の練習で鳥居は2〜4リッター水分摂取します。

たぶん、そのままマネをすると、お腹がいっぱいで動けなくなると思います。

コツは細かく定期的に補給し続ける事。

我慢大会ではありません。

我慢は試合の5分間だけ、待てや、ゴールデンスコアを考えて10〜15分くらいに自分が苦しくならない程度から始めるべきですね。

それから、微量栄養素のビタミン・ミネラルを三食後と練習の前後、寝る前に取れれば最高ですね。

栄養素、老廃物、酸素、ほとんどの運搬を血管が行っています。

だから、血管頑張れ〜ぇ!って、血管を綺麗にする最善を尽くすのです。

食事の時に取るのも、現代では少なくなった生野菜からのビタミン・ミネラルを補い、それ以外の栄養素を効率良く、相乗効果を上げながら吸収するために、絶対とった方が良いと思います。

血管を強く、沢山使う事で、細胞一つ一つ指先までも元気にするのです。

プロテインだけで、筋肉だけにアプローチしてるようでは、見方が狭すぎませんか。

全ての細胞を活性化するダイナミックヘルスが、怪我防止、老化防止、スタミナ・集中力のアップにつながるのだと私は考えています。

鳥居はこの方法で、1日最大10リットルは汗をかき、それだけの水分摂取をしています。

食べたり、飲んだりして、運動をして、1日の中での体重の変動が最大で7キロある時もあります。

こんな体を作っているので、今の減量も可能なわけです。

なんで、試合の前日で3キロオーバーでもあんまり関係ないんですけどね。

ここまで、出来るようになったのも10年以上かけてやって来た結果です。

若いアスリート達はコツコツと体を中からも鍛え上げ、目標に向けてネバーギブアップで頑張りましょう(^-^)ノ~~。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です