本日担当の飛塚です。
突然ですが、みなさん「職業は何んですか?」みたいなアンケートを受けたことがあると思います。
職業は人それぞれだとは思いますが、最近、職種について考えたので、
この場をお借りして自分のアホな意見を述べたいと思います。
大学生以下のみなさんは、(Answer=学生)と答えるだろうし、
社会人のみなさんは、(Answer=会社員、公務員、自営業…etc)
と、人それぞれだと思います。
実際、私も職業の欄には(学校職員)と書きます。
アンケート方式で、学校職員の選択が無い場合には、
事務職、教職関係、教員では無いですが教員。
会社員位しか当てはまらない場合は、会社員と書くことがあります。
そんな事を考えていた中、あるテレビ番組で
(日曜の夜にスポーツ選手が沢山出るやつ)
我が、了徳寺大学客員教授でもある野口健さんが紹介された時のことです。
冒険家 野口健
と、紹介されました。
私は、その瞬間「超ーーーーっカッコいい」と声に出して言ってしまいました。
一緒にテレビを見ていた妻は(???気でも狂ったか?)みたいな顔をして、
その後「どうしたの?」と心配してきました。
息子には「パパだいじょーぶ?」と一歳十ヶ月で、覚えたばかりの言葉で心配されてしまいました(涙)。
そんな家族の白い目を気にもとめず、私は力説しました。
「野口健さん、超ーカッコよくない?だって職業=冒険家だよ?冒険家。」
エベレストやK2、ヒマラヤの山々に命がけで登った話や、五大陸の最高峰に当時最年少で登頂に成功した話など、色々と夢のある話をされていました。
私が、もっともすごいなと勝手に感じてしまったしまった野口さんのすごい所は、今ほど有名じゃない頃から、お金も相当掛かるであろう登山というものに、自分の夢の現実のためだけに、命を懸けていたことです。
私達柔道を志した者達にとってのエベレストは、勿論、五輪や世界選手権での金メダルです。
でも、五輪や世界選手権で金メダルを取れる選手は一握りです。
99%の人は、夢を叶えられず畳を降ります。
でも、だからこそ価値があり、命を掛けるだけの目標なんだと思います。
道は違えど、野口さんが目指した世界一と、私達柔道家が目指す世界一、
どちらも命懸けでなくては達成できない貴重なものです。
その「世界一を目指しているんだ」と言う誇りを胸に我が了徳寺学園の柔道部員に世界一を目指して頑張って欲しいと思います。
ちなみに、妻に「俺が冒険かになりたいって言ったらどうする?」とドキドキしながら聞いたら「止める」と軽くあしらわれました。
息子は笑っていました。
柔道選手として世界一にはなれませんでしたが、指導者として世界一の選手を育てるという新たな目標に向って頑張って行きたいと決意を固めた出来事でした。