和田トレーナー

創部2年目から了徳寺学園柔道部のトレーナーとして練習会や遠征、合宿等に帯同しています『ケッズグループの和田』と申します。

長年この了徳寺学園柔道部ブログをご愛読されている方は、お久しぶりです。最近になって読み始めた方は、はじめまして。

柔道でしか通用しないであろう考え方があるので、エピソードを踏まえて紹介したいと思います。

トレーナーとして帯同して間もない頃、ケガをした選手に、次の練習会まで「練習禁止」の指示を出しました。

が、翌日になって症状が悪化したとの連絡!?はじめは、ケガの診断ミスで間違った治療をして、症状を悪化させてしまったのかと思いました。

状態を聞いたあとに、原因を探ろうといろいろ聞いてみたところ・・・

(和田)治療した後に痛み出なかった?

(選手)治療後は比較的楽に歩いて帰れましたよ。

(和田)帰った後か、寝る前にしっかりアイシングした?

(選手)帰った後にアイシングをしてから寝ました。

(和田)ケガした翌日の朝は起きると痛いんだけど、朝起きてアイシングした?

(選手)はい、朝起きたら痛かったのでアイシングしました。

(和田)その後は平気だった?

(選手)はい、平気でしたよ。昨日より動かしやすかったです。

(和田)???…まさか練習してないよね!?

(選手)はい、練習しちゃだめだからラントレ(ランニングトレーニング)してきました。

(和田)『練習しちゃダメだからラントレしてきました』???????

(和田)それって「練習」じゃないの?

(選手)なにがですか??

(和田)「ラントレ」って「練習」じゃないの??

(選手)「ラントレ」は「ラントレ」でしょ!?

(和田)えっ?(まったくだ!?だから練習じゃないの〜??????????)

このやり取りで、私のように「?」がたくさん付いた方は一般的な考えの持ち主です!

ですが、柔道界では「練習=乱取稽古」であり「ラントレや筋トレ」は「練習以外」に属すそうです。

その日以来、自分の物差しで話を進めてはいけないことを学びました。

郷に入れば 郷に従え」…心に沁みます。

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