2010年 世界選手権大会4日目結果報告

本日行われました世界選手権大会4日目に出場しました平岡拓晃、福見友子、西田優香の結果を報告します。

2回戦
平岡 ○ 一本勝(袖釣込腰) HUYNH(VIE)

3回戦
平岡 ○ 一本勝(大外返) PETRIKOV(CZE)

4回戦
平岡 ○ 一本勝(一本背負投) JOKINEN(FIN)

準々決勝
平岡   一本負(腕挫十字固) ○ GALSTYAN(RUS)

敗者復活最終戦
平岡 ○ 一本勝(小内刈) PAISCHER(AUT)

3位決定戦
平岡 ○ 一本勝(背負投) MUDRANOV(RUS)

平岡は、初戦から好調で、オール一本勝で準々決勝まで進みます。ここで難敵ガルスチャンに一瞬間合いを詰められたところに無理やり背負投に入ってしまい、返され、十字固に決められて苦杯を喫します。その試合で古傷の肘を痛めますが意地で残り2試合を共に一本勝で下し、銅メダルを獲得しました。敗れた試合以外は平岡の柔道に徹し切れていただけに、非常に悔やまれますが、この経験を糧に来年こそは世界一の座を掴み取って欲しいと思います。

1回戦
福見 ○ 一本勝(袖釣込腰) BLANCO(ESP)

2回戦
福見 ○ 一本勝(横四方固) MUNKHBAT(MGL)

3回戦
福見 ○ GS一本勝(横四方固) PAYET(FRA)

準々決勝
福見 ○ 一本勝(小内刈) PARETO(ARG)

準決勝
福見 ○ GS判定(3-0) MENEZES(BRA)

決勝
福見  優勢負(指導2) ○ 浅見(山梨学院大学)

2連覇を目指した福見は初戦で昨年の世界選手権決勝を争ったブランコを一蹴し、幸先良いスタートを切ります。その後、接戦をものにして勝ち上がり、決勝に進出します。決勝ではこの日絶好調の浅見と対戦し、なかなか自分のペースになれず、指導2を受け、連覇に後一歩届きませんでした。この日の福見は今一歩いつものリズムで柔道を展開できず、苦しい状況下で決勝まで勝ち上がりましたが、決勝では悔し涙を呑みました。今日の結果をしっかりと受け止め、必ず来年雪辱できるよう頑張ってほしいと思います。

1回戦
西田 ○ 一本勝(合技) LIEN(TPE)

2回戦
西田 ○ 一本勝(背負投) NAREKS(SLO)

3回戦
西田 ○ GS優勢勝(小内刈) MULLER(LUX)

準々決勝
西田 ○ 一本勝(送襟絞) RAMOS(POR)

準決勝
西田 ○ 優勢勝(小内刈) KUZYUTINA(RUS)

決勝
西田 ○ GS判定(3-0) 中村(三井住友海上)

西田は初戦から落ち着いた試合振りで他を圧倒し、順調に勝ち上がりました。準決勝では強敵クズティナを寄せ付けず、小内刈による有効で下し、決勝に進出します。決勝ではこの日も完璧な内容で勝ち上がってきた中村との対戦をむかえました。序盤からお互い一歩も引かない試合は西田が指導1でリードしたままGSに突入します。ここで中村も西田の頭を押さえつけて指導1を返してタイとなり、勝負はお互いの死力を尽くした総力戦となりました。試合は判定にもつれ込み3-0で西田が悲願の世界チャンピオンに輝きました。07年の世界選手権で3位に入賞後、中村の後塵を拝していただけに今回の優勝は執念で勝ち取った金メダルだと思います。しかし勝負はこれから、さらに自力をつけ、来年連覇できるように頑張って欲しいと思います。

了徳寺学園の世界選手権は今日で終了しました。

全員金メダルを目指していただけに悔しさが残りますが、その悔しさを胸に今後もさらに精進していきたいと思います。

応援頂きました皆様に改めて感謝いたします。

ありがとうございました。

監督

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