第26回ユニバーシアード 柔道競技3日目、学園選手の結果を報告いたします。
73キロ級 粟野靖浩 三回戦敗退 敗者復活三回戦敗退
初戦から動きがかたく、勢いも感じとれない試合でした。なんとか得意の背負投、小内刈で勝ち上がりますが、動きに精彩を欠きます。
三回戦 2008年世界ジュニアチャンピオンのキム ウォンジュン(韓国)との対戦となりました。
相手の強引な組手に自分の間合いになれず、組負けた状態が続きます。
終盤に背負投で投げますがポイントにはならず、残り15秒、強引に入った左の一本背負投を返され有効を奪われます。
そのまま試合が終了し、優勢負けとなりました。
キム選手が勝ち上がり、粟野は敗者復活戦の権利を得ます。
敗者復活戦二回戦、ウズベキスタンの選手に対し、組手で苦戦をしますが、うまく小内刈が決まって一本勝ち。
三回戦、イギリスの選手に対し、徹底的に引き手を絞られて釣り手が持てません。
それでもなんとか相手を攻めたてますがポイントを奪えず、ゴールデンスコアの延長戦に突入します。
延長戦開始早々、場外際で相手の肩車を受けてしまい、技有を取られて優勢負けとなりました。
日本選手団の主将というプレッシャーもあったのか、粟野本来の力を全く出せないまま、試合が終わってしまいました。
技術面の問題もありますが、今回はやはり精神面の弱さが試合に影響したように思います。
最終日の17日には団体戦があります。
了徳寺学園の四選手とも出場予定です。
気持ちを切り変えて、男女ともに優勝できるよう頑張ってもらいたいと思います。
コーチ
金丸雄介