2011 講道館杯最終日結果報告

本日行われました講道館杯最終日の結果を報告致します。

48?級:福見友子 準々決勝敗退
     濱口 光 初戦敗退

足首の怪我で試合が出来る状態ではなかった福見ですが、初戦を寝技で突破し、準々決勝も決めてはないもののGSに入ってこの日優勝した浅香(東海大)に対して優位に試合を進めていましたが、巴投に入ったところを固められてしまい、涙を呑みました。敗者復活戦は足首の状態が思わしくなく、棄権しました。

濱口は初戦の序盤に、以前痛めた膝を再度痛めてしまうアクシデントに見舞われ、意地で戦います。しかし中盤に有効を奪われ挽回できず、初戦敗退に終わりました。

52?級:森本奈々美 初戦敗退

森本は初戦で坂東(警視庁)と対戦し、大外刈をかけたところを逆に返されてしまい、上位進出はなりませんでした。

63kg級:田中美衣 優勝

田中は危なげなく勝ち上がり、準決勝で柿内(国際武道大)を掬投による技有で下して、決勝で谷本(コマツ)と対戦しました。決勝では序盤から田中が攻め続け、相手に指導が3度与えられ、終盤は掛け急いだ田中へ掛け逃げの指導が2度宣告されますが、そのまま押し切り、悲願の優勝を勝ち取りました。

60?級:平岡拓晃 3位
     石川裕紀 3位

世界選手権での怪我から急ピッチで仕上げて臨んだ平岡は本調子ではないものの準決勝に勝ちあがり、高藤(東海大相模)と対戦します。この試合では一瞬の隙をつかれて小内刈にあわされ、3位決定戦に回りました。3位決定戦では学生チャンピオンの木戸(日体大)に対してGSに入っての巴投・有効で下し、3位を確保しました。

石川は2試合を一本勝で勝ち上がり、準々決勝で高藤と対戦しました。ここで帯取返に行ったところを体を浴びせられたとみなされて、敗者復活戦に回りました。最終戦は広瀬(日大)を腕挫十字固で破り、3位決定戦は松木(国士舘大)を判定で下して、初の3位入賞を果たしました。

73?級:粟野靖浩 5位

難敵との対戦を突破して準々決勝に進んだ粟野でしたが、金岡(警視庁)との試合で膝を痛め、準々決勝では先輩の太田(自衛隊体育学校)に送襟絞で不覚を取りました。逆の膝も古傷の半月版がロックする状態の中、敗復最終戦は意地で勝利しましたが、3位決定戦は全く足がついていかず、斎藤(旭化成)に敗れて5位に終わりました。

結果は昨日同様、厳しいものとなりました。これだけ試合が続く中、調子うんぬんを超えて、選手の体調管理、そしてメンタル面での調整に今まで以上に注力していく必要性を感じました。

そうした中、昨日の今井同様、田中が執念の柔道で初優勝に輝きました。昨年は世界一に後一歩までと迫りながら今年は代表権を逃し、悔しい戦いが続きましたが、次につながる優勝になったように思います。再度世界の舞台に立ち、頂点を目指すためにも更なる精進を期待します。

最後になりましたが、2日間応援頂きました皆様に心から感謝致します。

ありがとうございました。

監督

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