2012グランドスラム・パリ初日結果報告

本日行われましたグランドスラム・パリ大会初日の結果を報告致します。

48?級:福見友子:優勝

福見は、初戦を不戦勝、3回戦モスカット(イタリア)を大内刈と小内刈による有効2つ、準々決勝ジョン(韓国)を横四方固で下し、準決勝ムンクバット(モンゴル)と対戦しました。準決勝では終始先に攻めて指導2が相手に与えられ、終了間際に縦四方固に固めて、決勝に進出しました。決勝ではメネゼス(ブラジル)と相対し、この試合でも準決勝同様、終始福見ペースで展開し、相手に指導が2度与えられて、初優勝を遂げました。これでグランドスラム4大会とマスターズ、世界選手権を制する結果となりました。優勝しか許されない中、落ち着いた試合ぶりで次につながる結果を残すことが出来ました。次は5月の最終選考会をものにしてオリンピックにつなげるべく、しっかりと準備していきたいと思います。

52?級:西田優香:優勝

西田は、初戦キム(韓国)を合技(背負投+袈裟固)、3回戦サンドバーグ(フィンランド)GS(判定3−0)、準々決勝ゴメス(スペイン)を送襟絞で下し、準決勝でカラスコサ(スペイン)と対戦しました。準決勝では朽木倒で有効を先取し、続いて体落で技有を奪い、最後は小内刈りで相手を畳にたたきつけて、決勝に駒を進めました。決勝は、ムンクバータル(モンゴル)と対戦し、中盤に背負投から小内刈への連携で技有を奪い、挽回せんと小内刈に来た相手を返して技有を追加し、合技にて優勝を決めました。西田も福見同様、これですべてのグランドスラム大会とマスターズ、世界選手権を制することになりました。3回戦を除いてすべて一本勝ちによる優勝を遂げて、西田も次につなげることが出来ました。5月の最終選考で代表の座をつかむべく、準備していきたいと思います。

57?級:佐藤愛子:2位

佐藤は、初戦09世界チャンピオンのリボー(フランス)を合技(背負投+袈裟固)、3回戦リュウ(中国)をGS指導2、準々決勝ザブルディナ(ロシア)を肩固で下して準決勝に進出しました。準決勝では昨年のこの大会決勝で不覚を取ったパヴィア(フランス)と対戦しました。この試合では研究の成果を出して、先に先に攻めて、相手に指導が与えられます。しかしお互いにポイントを奪えないまま、勝負はGSに持ち込まれ、GSでは佐藤の有効と思われる場面もありましたが審判の宣告はなく、そのまま判定となり、3−0で佐藤に揃い、決勝に駒を進めました。決勝ではモンテイロ(ポルトガル)と対戦し、開始直後に相手の大内刈りにはまってしまい、無念の敗退となりました。難敵との接戦をものにして勝ち上がっただけに、決勝で相手の技にうまくはまってしまったことは悔やまれますが、持ち前の粘り強さを駆使して、5月の勝負に向けて準備していきたいと思います。

63?級:田中美衣:優勝

田中は、初戦アルディコバ(カザフスタン)を片十字絞、3回戦イェリネン(フィンランド)を巴投による有効、準々決勝ディシンティオ(フランス)を片十字絞で下して準決勝に進出しました。準決勝ウィルボーダース(オランダ)と対戦し、お互い指導の後、大内刈で相手を大きく崩し、次に相手が小外刈にきたところを大内刈に合わせて一本勝ちをあげました。決勝は韓国のジョンと対戦し、中盤辺りから徐々に田中ペースになり、相手に指導が与えられ、終盤に上手く袈裟固に極めて見事初優勝に輝きました。田中も3回戦を除きすべて一本勝ちで、グランドスラム大会での初優勝を遂げました。GS東京、マスターズそしてGSパリと世界の強豪相手なんてした結果を残せるようになってきました。この後もハンガリー、ドイツと試合が続きますが、この勢いをもとに連勝するべく準備してきたいと思います。

4階級に了徳寺学園よりそれぞれ1名ずつの計4名が出場し、3名が優勝、1名が2位という結果となりました。

厳しい状況下での勝利は、必ず大きな力になるものと思います。見つかった課題の克服と合わせて、さらにレベルアップ出来るよう今後も取り組んでいきたいと思います。

応援いただきました皆様ありがとうござました。心より感謝申し上げます。

監督

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