ロンドン五輪雑感

ロンドン五輪に来て、ここまでの雑感を箇条書きにしてみます。

・会場への入退場に際しての導線やセキュリティチェックがしっかりと考えられており、北京時の序盤に見られた試合に間に合わないほどの混雑がほとんどありません。

・しかしながら試合展開にもよりますが、予選ラウンドと決勝ラウンドの間がほとんどないため、観客の入れ替えにどうしても時間が必要なことから、決勝ラウンド最初の試合にギリギリか、少し間に合わないこともあります。

・会場には連日、満員の観客が集い、それぞれの国旗等を掲げて、力のこもった応援を繰り広げています。地元の選手への応援は凄まじいものの、負けても選手をたたえる姿勢にはすがすがしさを感じます。

・日本選手への応援も多く、現地に滞在している日本人の方々やオリンピックに応援ツアー等でに来られた方々が会場に足を運んで応援してくださるのは選手たちにとって大きな力になっていると思います。

・2日目のグルジア応援団は人数もさることながらその迫力は凄まじいものがあったので、ヘッドコーチのサイゼンバッハー氏にたずねたところ、軍の方(迫力に納得)たちで、応援のために編成されてきているとのことでした。

・ジュリー制度については、すでに多くのところで話題になっているので割愛しますが、制度として大きな問題を抱えており、再考が望まれるのは言うまでもありません。

・審判の傾向ですが、指導を取るタイミングが非常に遅いため(3日目には少し改善された)、GSやGS判定が多くみられます。

・直接、足を持つことによる反則が通常の大会よりも厳格に適用されており、これまでだと流されていたと思われるケースでも反則負けとなっています。(オリンピックに来て、足取りの反則負けで終わる選手の気持ちを考えるとルールとは言え、本当にかわいそうです)

以上、大会3日目までの雑感を記載しました。あくまで個人的な見解なので、人によってはとらえ方が違うかもしれません。

さて大会も残りの4日間、選手の健闘を祈るとともに、己のすべてを懸けて戦っている選手たちのためにもこれ以上大きな混乱が起こらないことを願っています。

監督

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