秋本啓之 53

平岡先輩、福ちゃん、そして日本選手団の皆さんお疲れ様でした。

そして沢山の感動をありがとうございました。

日本代表がロンドンで戦っている頃、私は杜の都仙台にて柔道交流会に呼んで頂き柔道教室に参加させて頂きました。

柔道教室をさせて頂いた名取市や閖上という地区は震災の被害が深刻でまだまだ沢山の瓦礫が街のいたるとこに積み上げられていたり、ガードレールが曲がったまま取り残されたりと改めて震災の凄まじさを感じさせられました。

今回私の身の回りのお世話をして頂いたサポートスタッフの方達から震災で親族を亡くされたり、命からがら逃げ延びた震災当時の様子をお話して頂きました。

やはり震災当時は気が狂う思いをされたそうです。

しかし、こうおっしゃっていました。

死ななくて良かった、生き永らえた、生かしていただいたと….いつまでも落ち込んでいられない前を向いて進んでいかなければと….。

最初のうちは震災のことなんか思い出したくもない、話したくもなかったそうです。

しかし少しずつ時が経つに連れこの震災を忘れてはいけない、こういう事があったということを1人でも多くの方々に伝えていかなければいけない、そして今はこうして私達は立ち上がって頑張ってるんだぞという事を知って欲しいとおっしゃっていました。

私自身この前向きな姿勢を見習わなくてはいけないなと強く感じさせられました。

また子ども達も被災地という事を微塵も感じさせい明るく素直姿、そして前向きで明るい宮城県の皆さんの姿に沢山の元気を与えて頂き、そして貴重な経験をさせて頂きました。

今回、指導経験の浅い私を暖かく受け入れて下さった宮城県体育協会の皆様、そして柔道交流会に携わって頂いた皆さん本当にありがとうございました。

まだまだ被災地は復興の途中です、引続き皆さんの暖かいご協力をお願いいたします。

最後に….頑張ろうニッポン、負けるなニッポン!

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