第67回 国民体育大会 関東ブロック大会

本日、東京都綾瀬の東京武道館にて第67回 国民体育大会 関東ブロック大会柔道競技が行われました。

了徳寺学園からは千葉成年女子で、先鋒:西田優香、中堅:今井優子、大将:渡邉美奈「華のS60年三人組」が出場しました。

国体は成年男子だけは各都道府県から1チームずつ出場できますが、成年女子、少年男子、少年女子に関しては、この関東ブロック大会(各地ブロック大会)を勝ち抜いた4チームしか出場できません。

競技方式は8チーム(東京、千葉、埼玉、神奈川、茨城、山梨、群馬、栃木)を4チームの2ブロックに分けます。各ブロックで総当り戦を行い、各ブロック1位がそのまま本国体出場。Aブロックの2位とBブロックの3位、Bブロックの2位とAブロックの3位が出場決定戦を行い、その勝者が本国体出場となります。

千葉成年女子は、埼玉、群馬、栃木と同じAブロックとなりました。

1試合目 対 埼玉県チーム

先鋒:西田優香 ○優勢勝 斉藤美貴(Ash柔道クラブ)
5月の選抜大会以来、久しぶりの試合となった。動きが硬いながらも終始、積極的に攻め続け、中盤に得意の「韓国背負(通称)」で有効を奪う。そのまま試合が終わり優勢勝ち。幸先のいいスタートを切ります。

中堅:今井優子 ○一本勝 太田晴奈(淑徳大学)
大会直前の足首の怪我が心配されたが、いつも通り力強い試合を展開した。相手を組み手で圧倒し、腰に乗せる強引、且つ豪快な内股で一本勝ち。2勝を先取しチームの勝利を決めます。

大将:渡邉美奈 引き分け 町田博美(平成国際大学)
体格の大きな相手に対して組み手で苦戦するも、背負投、一本背負投で応戦。両者攻め合うがポイントにはつながらず引き分け。

結果2−0で1勝目

2試合目 対 群馬県チーム

先鋒:西田優香 ○一本勝 唐澤香織(城南柔道愛好会)
開始早々、背負投できれいに投げる。一本かと思われたが技有となった。中盤、相手は寝技に引き込もうとするが付き合わず。終盤に再度、背負投を掛け技有を奪い(これも一本だと思いましたが・・・)合技の一本勝ち。

中堅:今井優子 ○一本勝 塚越加奈(淑徳大学)
相手によく研究されており、序盤はなかなか自分の組手になれなかったが、中盤から徐々に組み勝つ。相手が腰を曲げ下がろうとしたところ、初戦と同様、腰に乗せていく強引な払巻込で一本勝ち。ここでチームの勝利を決めます。

大将:渡邉美奈 ○優勢勝 下田美紗季(淑徳大学)
徹底した組み手で自分の形となり、左右の担ぎ技で攻めたてた。ポイントになりそうな技が続き、中盤、右の背負投が決まり有効を奪う。相手が取り返そうと前に出てきたが、うまくさばき、そのまま優勢勝ち。

結果3−0で2勝目。全員が勝利し圧勝となった。

3試合目 対 埼玉県チーム

先鋒:西田優香 引き分け 黒江優希(北関東警備保障株式会社)
お互い手の内をよく知っているだけに、両者なかなか良い組み手になれず。地力で勝る西田が、小内刈や背負投で攻めたてるが、惜しくもポイントにはならず。そのまま4分間が過ぎ、引き分け。

中堅:今井優子 反則勝ち 熊田祥江(北関東警備保障株式会社)
開始から組み手で圧倒する。終始、相手は組み負けた状態で、掛け逃げや消極的な柔道を繰り返す。相手への指導が累積し、約3分半で相手の反則負けとなり一本勝ち。

大将:渡邉美奈 ○優勢勝 柴野亜希(北関東警備保障株式会社)
序盤、しっかり相手の組手を封じ、左右の背負投、袖釣込腰などで攻める。何度もポイントになりそうな場面があり、中盤までに指導2を奪う。相手もポイントを取り返そうとしますが、うまく組み手でさばいて、そのまま優勢勝ち。

結果0−2の3戦全勝本国体出場を決めました。

各選手、怪我などがありベストなコンディションではありませんでしたが、他の選手との地力の差が勝利につながりました。一人一人がしっかり勝負ができる良いチームだと思います。
本番の岐阜国体では昨年の悔しい結果を糧に、優勝を目指して頑張りたいとおまいます。

応援よろしくお願い致します。

コーチ、スタッフの皆さんお疲れ様でした。

千葉県成年女子監督 金丸雄介

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