2014年 講道館杯全日本体重別選手権大会 初日結果報告

本日行われました講道館杯の初日の結果を報告致します。

78kg級
緒方亜香里:2位

緒方は初戦、生田(ヤックス)を内股、準々決勝、高橋(和歌山県庁)も内股で下し、準決勝進出します。準決勝でも高山(三井住友海上)を小外掛で下し、決勝で梅木(環太平洋大)と対戦します。この試合では、先に緒方が自分の組手になって場外に出た相手に指導が与えられます。その後、緒方に場外指導が与えられ、組み負けたところに指導を受け、指導1の差での惜敗となりました。まだまだ膝の手術からの回復具合は6,7割の状態で臨んだ中、決勝まで進めたことは完全復帰に向けて、良いきっかけになったと思います。

60kg級
石川裕紀:2回戦敗退
志々目徹:初戦敗退
川端 龍:初戦敗退

石川は、初戦、北原(筑波大)を片羽絞で下し、2回戦で藤坂(足立学園)と対戦します。この試合でも有効を2つリードして終盤を迎えますが、ここで技有を許し、そのまま抑え込まれて上位進出はなりませんでした。ポイントを取った後の試合運びに課題を残す結果となりました。

志々目は、初戦で永山(大成)と対戦し、お互い指導を奪い合った後、勝負はGSに持ち込まれます。GSに入って志々目が掛けた巴投が掛け逃げと判断され、初戦で涙をのみました。膝に怪我を抱えながらの試合ではありましたが、組んでくれない相手に対しての対策をさらに強化していく必要性を感じた試合となりました。

川端は、初戦で田原(日大)と対戦し、背負投で有効をリードします。試合はそのまま残り一分を切りますが、ここで膝を痛めてしまい、何とか試合を続けようとしますが、立ち上がるのが精いっぱいの状態で、ここで無念の敗退となりました。ものにできる試合であっただけに不運ですが、まずは怪我をしっかりとケアさせたいと思います。

66kg級
小倉武蔵:7位
六郷雄平:3回戦敗退
森下純平:初戦敗
退

小倉は、初戦、三枝(千葉県警)を大内返で下し、3回戦は本間(ALSOK)を背負投による技有で下して、準々決勝で高上(旭化成)と対戦します。この試合でも中盤に隅返で有効を奪いリードします。そのまま押し切るかと思われた残り30秒のところで背負投にはまってしまい、敗者復活最終戦に回ります。敗復最終戦でも橋口(明大)に対して、2度有効を取り消される不運もあり、勝負はGSに持ち込まれます。GSに入って相手の技に回りすぎて落ちますが、そこをポイントみなされ、7位に終わりました。敗れた2試合とも勝てた試合だっただけに、ポイントを取った後の試合運びに課題を残しました。

六郷は、初戦、望月(センコー)を後袈裟固で下し、3回戦で青木(パーク24)と対戦します。この試合でも先に先に攻めて相手に指導が与えられますが、一瞬の隙を突かれて小内巻込で有効を許します。その後も攻め続けて相手に指導が与えられますが、挽回までに至らず、上位進出はなりませんでした。ポイントを取られて一瞬以外は試合の主導権をすべて握っていただけに、悔しい敗戦となりました。

森下は、初戦で前野(旭化成)と対戦し、積極的に攻めて相手に指導が与えられます。その後、森下に場外の指導が与えられますが、再度、森下の攻勢により、相手に指導が与えられます。しかし同じく場外による指導を受け、試合は振出しに戻ります。この後、相手の攻勢と判断されて指導を受け、初戦で涙をのみました。技による攻勢を得ていただけに、不用意な場外指導が悔やまれます。

73kg級
西山雄希:優勝
粟野靖浩:7位
太田慶一:3回戦敗退

西山は初戦、宮山(山梨学院大)を大外刈による有効で下し、3回戦は豊田(日体大)を支釣込足で一蹴して、準々決勝に進出します。準々決勝では土居(天理大)と相対し、ここも大外刈による有効で退け、準決勝に駒を進めます。準決勝は西岡(京葉ガス)を大内刈で下し、決勝で橋本(パーク24)との対戦を迎えました。先に手を突っ張っての指導を受けますが、その後、攻め込んで、相手にも指導が与えられます。引き続き西山がペースを握り、相手に2度目の指導が与えられ、そのまま押し切って、嬉しい初優勝を飾りました。小さな怪我等が重なり、決して万全な状態ではありませんでしたが、その中で結果につなげられてことは一歩前進したものと思います。

粟野は、初戦、鳥羽(松本第一)合技、3回戦、茅野(日大)を内股透による有効で下して、準々決勝に進出します。ここでは開始早々、橋本(パーク24)の袖釣込腰にはまってしまい、敗者復活戦に回ります。敗復最終戦では新垣(沖縄県警)と相対し、先に有効をリードします。その後、大外刈で技有を返され、逆転を許します。挽回しようと積極的に攻め、巴投で有効を返しますが、あと一歩届かず、7位に終わりました。敗復最終戦はほぼ試合をコントロールしていただけに、悔しい結果となりました。

太田は、初戦、大畑(宮崎県警)を大外刈による有効で下し、3回戦に進みます。3回戦では細木(国士舘大)と対戦し、ほぼ互角の展開の中で太田に指導が与えられます。その後、挽回せんと徹底的に追い込んで、何とか試合終了間際に相手に指導が与えられ、勝負はGSに委ねられます。そのまま太田が攻勢を握りかけていましたが、袖釣込腰にあわされ、ここで力尽きました。試合序盤から中盤の展開が勝敗に大きく影響したように思います。

力はあるものの、なかなか結果につなげられていなかった西山が初優勝を勝ち取ったことは収穫であり、緒方も状態は万全ではない中、次につながる内容であったと思います。しかしその他は、ものにできた試合を落とした者が多く、非常に悔しい結果となりました。

明日は100?級に小野卓志、52?級に西田優香、63?級に田中美衣の3名が出場します。

優勝目指して頑張ります。

監督

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