石井孝法 83

「マインドセット」

最近、このコトバが私の頭をぐるぐるぐるぐる…

コーチングの中で、
最も重要なコトバだと考えているからでしょうか。

少し前までは、
「コーチング哲学」とか「コーチングのジレンマ」が
私の中の流行りでしたが、
議論してもまとまるもんじゃないことがわかりました。
どうも…「苦悩」と「大きな壁にぶつかること」で確立されそうです。

少し前から、「プラセボ効果最強説」を考えるようになりました。
というより、実感しています。

これが私の中の「マインドセット」の重要性を高めました。

ある漫画で(あれが一番最初の出所なのかな…)
「努力すれば、全ての人がチャンピオンになれるわけではないが、
 チャンピオンはすべからく努力しとる」
というところがありました。

(タイミングが重要ですが)
このたった一言が
「科学的」とか「効率的」とか「戦略的」いったものを超えて、
選手に大きな効果をもたらすことがあります。

あるオリンピック金メダリストが
「私は、◯◯競技を好きでやっているわけじゃない。
 厳しい練習をこなせるのは、(好きだからではなく)
 厳しい練習をしなければチャンピオンになれないことを
 私は知っているからだ。」
と言っています。

エリートアスリートのほとんどが、
このような強い選択のできる・自分に打ち勝つことのできる
「マインドセット」です。

このような「マインドセット」の選手を生み出すには、
どのような環境で、どのように教育をし、
どのような経験をさせるべきか。

これが、ぐるぐるです。

で、頭の中で今たどり着いたところは、

「選手とコーチが互いにリスペクトしている状態」

がベースに必要だということ。

これは、ナショナルチームでも実業団でも大学でも同じ。

でも、これが結構難しいそう。まずは、自分の人間性からですね。

うっす。

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