2015全日本選抜体重別選手権大会最終日結果報告

本日行われました全日本選抜体重別選手権大会最終日の結果を報告致します。

60?級

志々目徹:2位

志々目は初戦、永山(東海大)と対戦し、序盤から攻め込んで相手に指導が2度与えられ、中盤に内股を押し込んで技有を奪い、準決勝に進出しました。準決勝では大島(国士舘大)と対戦し、一進一退の攻防から徐々に志々目がペースを握り、指導1の差で勝利し、決勝に駒を進めました。決勝では大学の先輩、木戸(パーク24)と相対し、志々目が序盤から攻め、木戸に指導が与えられます。その後、木戸に組み合わないとの指導が追加され、指導2の差となります。しかしここから木戸が攻め返し、志々目に指導が宣告されます。終盤に再度指導を受け、指導2-2のまま、勝負はGSに委ねられました。GSに入ってからも木戸が先に技を出す展開で、最後は志々目に指導が与えられ、初優勝にはあと一歩届きませんでした。

課題である技だしの遅さを克服すべく取り組み、徐々に成果が表れていただけに、決勝での終盤の試合運びが悔やまれます。技の威力は自他ともに認めるところなので、後半の試合展開の仕方についてもさらに詰めていかせたいと思います。

73?級

秋本啓之:初戦敗退
西山雄希:初戦敗退

秋本は初戦、橋本(パーク24)と対戦し、序盤ペースを握り、相手に指導が与えられます。その後、相手の一本背負投からの大外刈で有効を奪われ、リードを許します。その後挽回せんと攻めますが、ポイントを返すまでには至らず、初戦で涙をのみました。

昨年出場した国際大会すべてを制して臨んだ今大会でしたが、一瞬の攻防が明暗を分け、悔やまれる敗戦となりました。しかし怪我等のコンディションも不安のないところまで回復しているので、悲願に向けて諦めることなく向かわせたいと思います。

西山は、初戦、土井(ダイコロ)と対戦し、開始直後の土井の背負投にはまってしまい、力を出す前に敗戦となりました。

このところ、受けに脆さがみられる試合が続いているだけに、ディフェンス面を再度洗い直させたいと思います。

63?級

田中美衣:2位
西川真帆:3位

田中は初戦、津金(筑波大)と対戦し、先にペースを握り、相手に指導が与えられます。その後、相手が挽回せんと小外に来たところを浮落に切り替えして一本を奪い、準決勝に進出しました。準決勝では嶺井(桐蔭学園)と顔を合わせ、この試合でも先に指導が相手に与えられ、主導権を取ります。その後、相手が膝を負傷し、最後は巴投を決めて、決勝に駒を進めました。決勝では田代(コマツ)と相対します。序盤激しい攻防の中、田中が押し込み、寝技で返そうと体制を少し下にしたところを逆に抑え込まれしまい、優勝にはあと一歩届きませんでした。

この日は体がよく動き、調子も良かっただけに、決勝での一瞬の攻防が悔やまれます。しかし講道館杯3位ながら強化選手から漏れた悔しさをバネに、取り組んできたことは出せていたように思います。再度世界の舞台に立つために、更なる強化に当たらせたいと思います。

西川は初戦、平井(自衛隊体育学校)と対戦し、先に指導を許すものの、追いつき、最後は相手の捨身小内を透かして有効を奪い、準決勝に進みます。準決勝では田代(コマツ)と顔を合わせ、勝負に行こうとしますが、なかなか自分の形になれず、逆に指導を2度受け、決勝進出はなりませんでした。

年末に痛めた足の怪我が長引き、十分な稽古が積めない中での試合となりましたが、持ち味は出せていたように思います。さらに上を目指すべく、課題に取り組ませたいと思います。

70kg級

ヌンイラ華蓮:初戦敗退

ヌンイラは、初戦、池(国士舘大)と対戦し、開始早々、畳に足を滑らせ、有効を先取されます。その後指導が相手に与えられますが、ポイントを奪うまでに至らず、挽回せんと不十分な体勢から掛けた内股を小外刈に切り替えされ、3連覇はなりませんでした。

この日はいつものヌンイラの柔道が展開できず、自分のペースになれないまま、畳を降りる結果となりました。この悔しさをバネに今後の試合に向かい、世界の舞台で昨年の借りを返せるよう、取り組ませたいと思います。

78?級

緒方亜香里:初戦敗退

緒方は初戦、濱田(自衛隊体育学校)と対戦し、序盤組み勝って自分の形を作るも、少し頭が下がったところを内股に合わされ、無念の初戦敗退となりました。

練習でも膝の不安が徐々に抜けてきていただけに、悔いの残る結果となりましたが、2度目の五輪目指して1試合1試合全力で向かわせたいと思います。

大会後に行われた強化委員会にて、志々目徹が初の世界選手権代表に選出されました。8月にカザフスタンのアスタナで行われる世界選手権では、金メダル獲得目指して、しっかりと準備していきたいと思います。

最後になりましたが、今回は応援ただきました皆様の期待に応える結果を挙げることが出来ず、申し訳ございませんでした。

この悔しさをバネに、今後の試合で挽回すべく、取り組んでいきたいと思います。

監督

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