2015 グランドスラム・パリ最終日結果報告

本日行われましたグランドスラム・パリ大会最終日の結果を報告いたします。

70?級
ヌンイラ華蓮:7位

1回戦 ヌンイラ ○ 優勢勝(技有:払腰返) CHALA(ECU)

初戦、エクアドルのCHALAと対戦し、両者指導の後、手を掴んだ相手に2つ目の指導が与えられます。その後、中盤に相手の払腰を返して技有を奪います。続けて、大内刈で有効を追加して、初戦を突破しました。

2回戦 ヌンイラ ○ 一本勝(袈裟固) NIANG(MAR)

2回戦、モロッコのNIANGと対戦し、開始早々、指を掴んだ相手に指導が与えられます。その後、膠着状態が続き、両者に指導が与えられ、終盤にも両者に指導が与えられます。そのまま終了かと思われたところで、相手の隅返を止めて、そのまま袈裟固に極め、一本勝ちで準々決勝に進出を決めました。

準々決勝 ヌンイラ 一本負(腕挫十字固) ○ CONWAY(GBR)

準々決勝、イギリスのCONWAYと対戦し、先に場外指導を受けます。その後、寝技をしつこくつながれ、最後は十字固で一本を奪われました。

敗者復活最終戦 ヌンイラ 一本負(大内返) ○ PINOT(FRA)

敗者復活戦、フランスのPINOTと対戦し、審判のマテの後、大内刈を返されます。完全に待ての後で審判もポイントを認めていませんでしたが、ジュリーの判断によって一本となり、3位決定戦には進めませんでした。

最後の試合では完全にマテのあとでの攻防だっただけに悔しさが残ります。組手では取り組んできた成果が出せていたので、今後、攻撃の組み立て方などを強化していかせたいと思います。

78?級
緒方亜香里:3位

1回戦 緒方 ○ 一本勝(横四方固) MAZOUZ(GAB)

初戦、ガボンのMAZOUZと対戦し、先に防御姿勢との指導を受けます。その後、長身の相手を攻めあぐねますが、終盤に相手の小外刈を隅落に切り返して技有を奪い、そのまま横四方固に極めて、初戦を突破しました。

2回戦 緒方 ○ 優勢勝(指導3−2) VERKERK(NED)

2回戦は、2009年の世界王者で、ロンドン五輪、リオの世界選手権でも苦杯を喫したオランダのVERKERKとの対戦し、先に組み合わない、そして相手が先にしゃがんで技を出したことから、2度の指導を受けます。その後、相手にも場外、そして掛け逃げの指導が与えられ、追いつきます。続いて、再度、プレッシャーから不用意に場外に出た相手に指導が与えられ、接戦をものにしました。

準々決勝 緒方 一本負(小外掛) ○ TCHEUMEO(FRA)

準々決勝は、2011年の世界選手権決勝を争ったフランスのTCHEUMEOと対戦し、お互い激しい組み手争いを繰り広げます。しかし相手の引き手の絞りが強く、なかなか自分の形になれません。中盤に差し掛かったところで、相手の小外掛にはまって一本を奪われ、敗者復活戦にまわりました。

敗者復活戦 緒方 ○ 棄権勝 MALZAHN(GER)

敗者復活最終戦、ドイツのMALZAHNと対戦予定でしたが、相手が前の試合で負傷し、棄権勝となりました。

3位決定戦 緒方 ○ 優勢勝(指導2) VELENSEK(SLO)

3位決定戦は、本年の世界選手権2位、スロベニアのVELENSEKと対戦し、序盤しっかりと自分の組手になり、防御姿勢の相手に指導が与えられます。その後、攻撃の意図のない相手の足を引っ掛ける行為に2度目の指導が与えられます。試合はそのままお互いに寝技で攻め合う場面などで時間が経過し、3位を確保しました。

この日は今一つ自分の柔道が展開できない中、チョメオには敗れましたが、これまで苦杯を喫していた強豪相手に何とか競り勝つ試合もできました。緒方らしくがつがつ前に出て行く柔道がしっかりと展開できるよう、取り組ませたいと思います。

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