2016 グランドスラム・パリ初日結果報告

6日に行われましたグランドスラム・パリ大会初日の結果を報告いたします。

60kg級
志々目徹:優勝

2回戦 志々目 ○ 反則勝(指導4) REINVALL(FIN)

フィンランドのREINVALLと対戦し、序盤から技を繋ぎ、相手に指導が与えられます。その後、両者指を組んだとの指導を受けた直後、大外刈を返して有効を先取します。続いて内股で見事に投げますが、回りすぎで有効に止まるものの、防戦一方の相手に3度目の指導が与えられます。その後も志々目のペースで進み、相手に4度目の指導が宣告され、反則勝ちにて初戦を突破しました。

3回戦 志々目 ○ 反則勝(指導4)TELMANOV(KAZ)

カザフスタン・TELMANOVと対戦し、終始攻め続け、相手に消極的や場外などの指導が累計し、反則勝ちにて準々決勝に駒を進めました。

準々決勝 志々目 ○ 合技(一本背負投+内股) KHYAR(FRA)

フランスのKHYARと対戦し、序盤、大外刈で有効を奪い、続いて背負投で技有、そして立て続けに内股で技有を奪って一蹴し、合技による一本勝ちで、準決勝に駒を進めました。

準決勝 志々目 ○ 優勢勝(有効:大外刈) DAVTYAN(ARM)

アルメニアのDAVTYANと対戦し、序盤から先に先に技を出し、相手に指導が与えられます。その後、大外刈で有効を奪い、引き続きペースを握って相手に2度目の指導が与えられます。終盤、変形の相手の組手に付き合ってしまい、掛け逃げと片襟の指導を受けますが、そのまま押し切り、決勝に駒を進めました。

決勝 志々目 ○ 優勢勝(有効:内股) MUSHKIYEV(AZE)

アゼルバイジャンのMUSHKIYEVと対戦し、開始早々、間合いを詰めてきた相手を内股で切り返し、有効を先取します。その後も志々目ペースで進み、相手に指導が2度与えられます。終盤にも内股で有効を追加し、危なげない試合でグランドスラム大会初優勝を飾りました。

今日は、課題であった技出しのスピードアップができ、相手に指導を与えながらポイントを重ねていく形を徹底できた点が、勝利につながったように思います。また練習してきた担ぎ技でもポイントを奪うことができ、取り組んできた成果を出せたように思います。

73?級
秋本啓之:3位

2回戦 秋本 ○ 一本勝(崩袈裟固) REGIS(ITA)

イタリアのREGISと対戦し、開始早々、背負投で有効を先取します。その後も背負投で有効を追加し、最後は得意の形で抑え込み、崩袈裟固による一本勝ちで初戦を突破しました。

3回戦 秋本 ○ 優勢勝(指導1) ELMONT(NED)

66kg級ロンドン五輪金メダルのグルジア・SHAVDATUASHVILIと対戦し、引き手を取らせてくれない相手に対してなかなか自分の形になれないながらも逆の一本背負などを中心に根気よく攻め続けます。終盤に相手に指導が与えられ、そのまま押し切って、準々決勝に進出しました。

準々決勝 秋本 ○ 反則勝(足取) 中矢(ALSOK)

中矢(ALSOK)と対戦し、序盤からお互いに巴投を軸に攻め合います。その後、秋本が背負投を掛けた際に中矢が足を持っての絞めに行ったところで足取りの反則が与えられ、秋本が準決勝に進出しました。

準決勝 秋本 一本負(一本背負投) ○ AN(KOR)

昨年のGS東京決勝を争った韓国のANと対戦し、序盤に韓国式背負投にはまってしまい、技有を先取されます。その後、組み合わない相手に指導、そして組手を払って切った相手に2度目の指導が与えられます。その後も組み合わない相手に主審から指導が2回宣告されますが、その都度取り消しとなります。残り1分を切って挽回せんと前に出たところに一本背負投に合わされ、3位決定戦に回りました。

3位決定戦 秋本 ○ 優勢勝(指導2−1) (GEO)

グルジアのTATALASHVILIと対戦し、序盤、相手に片襟の指導が与えられます。その後、先に先に技を出し、相手に2度目の指導が与えられます。晩回せんと、間合いを詰めてくる相手に対して、無理に入った技が掛け逃げとみなされ、指導を受けます。しかしそのまま押し切って、3位を確保しました。

準決勝で肘を痛め、3位決定戦は苦しい試合となりましたが、気持ちで戦い抜きました。

監督

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