平岡拓晃 102

先日、アメリカのシアトルに柔道指導に行ってきました。

精鋭道場の方々に温かく迎えて頂き、本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。

海外で初めて柔道クリニックを開きましたが、たくさんの方々に来て頂いたことはもちろん、メグミプリスクールの方々がわざわざマットを借りて来てくださり、また精鋭道場の皆さんがスムーズにクリニックが進行するように手伝いをしてくださり、本当に感謝しております。

ありがとうございました。

またシアトルでは素晴らしい柔道家と出会うことができました。

ケニー、13歳です。

ケニーは、2013年の夏に癌が見つかり、その年の秋に旅立ちました。治療を続ける中、薬の副作用で気分が悪い時でも家族やお医者さん、看護師さん、道場の先生や仲間達を思い、最後まで柔道家として全うしたと聞きました。

痛み止めを飲んで試合に出場し、「柔道で諦めない心を学んだ」と最後まで弱音を吐かなかったそうです。彼の姿に感服しました。言葉になりません。

オリンピックで着た柔道着を彼にプレゼントしました。一緒に並べて頂いた写真を見た時、彼と触れ合えたように感じました。

彼のような素晴らしい柔道家を僕は一生忘れません。

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