2016全日本選抜体重別選手権大会最終日結果報告

本日行われました全日本選抜体重別選手権大会最終日の結果を報告致します。

60?級

志々目徹:優勝

志々目は初戦、田中(筑波大)と対戦し、お互い決め手に欠けてGSに突入した試合は、志々目が大外刈で有効を奪い、初戦を突破します。準決勝は永山(東海大)と対戦し、指導を奪って勝利し、決勝に進出しました。決勝では準決勝で高藤(パーク24)に完勝した大島(国士舘大)との対戦となりました。この試合も接戦になりましたが、志々目が先に技を出し、大島に指導が与えられます。中盤場外際で内股に入りますが、共に一回転してポイントには至りません。終盤に大内刈で有効を奪いますが取り消しとなり、試合はそのまま指導差で志々目に軍配が上がり、初優勝を遂げました。

負けられない戦いの中、全般的に慎重な試合振りとなった志々目ですが、接戦をものにして、これまで届かなかった優勝を勝ち取りました。

73?級

秋本啓之:初戦敗退

秋本は初戦、田村(パーク24)と対戦し、終始秋本が先に攻め、残り一分までに相手に指導が3度与えられます。このまま押し切るかと思われたところ一瞬相手の組み手を許した場面で内股にはいられ、有効を奪われます。逆転された秋本は挽回すべく間合いを詰めますが、そこに小内刈を合わされ、無念の敗退となりました。

ほぼ秋本が試合をコントロールしていただけに、本当に悔しい敗戦となりました。

52?級

志々目愛:2位
西田優香:3位

新入職の志々目(帝京大卒)は初戦、冨沢(埼玉栄)と対戦し、指導を2度奪って準決勝に進みます。準決勝は、橋本(コマツ)を破った前田(三井住友海上)と対戦します。この試合でも志々目がペースを握り、相手に指導が与えられ、初の決勝に駒を進めます。
決勝は中村(三井住友海上)と対戦し、果敢に挑みますが、相手の組手になったところで志々目に指導が2度与えられ、初優勝にはあと一歩届きませんでした。

今日は少し慎重な試合振りとなりましたが、しっかりと結果につなげられるようになっているので、今後、頂点を目指して、共に頑張っていきたいと思います。

西田は初戦、内尾(筑波大)と対戦し、相手に場外指導が2度与えられます。その後、間合いを詰められたところで大内刈で技有を奪われ、リードされます。試合は終盤、お互い指導1つずつ追加したのち、西田が渾身の韓国式背負投で技有を返して再逆転に成功し、苦しみながらも初戦を突破します。迎えた準決勝は宿敵・中村との対戦となりました。開始早々良いタイミングで小内巻込に入り相手を崩しますが、ポイントには至りません。その後一進一退の攻防の中、奥襟を取られた際に西田が首を抜いたとのことで指導を受けます。中盤、相手の技を受けたのち、めくり返して有効を奪い、大きくリードします。しかしこの有効が取り消しとなります。その後、逆に2度目の指導を受け、決勝進出はなりませんでした。

2月に肘を脱臼するという不運に見舞われ、相手の奥襟に対して間合いとることができず、背負投もほとんど使えない中でよく戦ったと思います。準決勝も有効が取り消しとならなければものにできていただけに悔しい結果となりました。

すべて接戦となる中、何とか志々目徹が優勝に漕ぎ着けることができました、しかし大会後に行われた強化委員会において、志々目は補欠にとどまり、オリンピックへの切符をつかむことはできませんでした。この悔しさを晴らすために、志々目を選んでおけばと言われるような結果を残し続けていくべく、今まで以上に頑張っていきたいと思います。

応援いただきました方々に心から感謝したいと思います。

そしてオリンピックに選手を送ることができず、申し訳ございませんでした。この悔しさを胸に刻み、次に向けて頑張っていきたいと思います。

監督

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