渡邉勇人 14

こんにちは。

先日、わたしは監督の車を運転する機会を与えられました。

免許を取って1年。
車は所有しておらず、実家にある軽自動車を少し乗っただけのペーパードライバー。

監督の車は大きく、あの王子谷選手くらいはあったかと思います。

「軽自動車しか乗ったことのないペーパードライバーに王子谷クラスは荷が重すぎる」

心の奥でそう聞こえました。

しかし、王子谷が怖くて柔道やってられるか

という表情で車に向き合いました。

わたしは気合いを入れて運転席のドアを開きました。

何か鈍い音がしました。

勢い良くドアを開いたせいでガードレールにドアがぶつかってしまったようです。

しかし、気にしません。

これがわたしの車なら気にしますが監督の車なのでわたしは気にしません。

そしてシートに座る。

ブレーキを踏もうとすると、やたら遠い。
このながーい足でもアクセルとブレーキが遠い。
なぜだ。

これは監督の足が長いか、見栄を張ってシートを後ろに下げたか。どちらかしかない。

監督の機嫌をとるためにわたしは前者を選択しました。

ミラー確認、後方確認、前方確認、全ての方向をチェックし、シートベルトをしてギアをDに入れ出発進行。

無論。安全運転です。
曲がる時はミラー、合図、目視をかかしません。

しかし、少し走ったところで機械音が鳴りました。

すると監督は「パーキングブレーキ入ったままじゃねぇか」みたいなことを言いました。

最近の車はそんなものまでついているのか。

そう思いながら監督の指示に従いました。
実に素直な一面を見せれたと思います。

もちろん、無事故無違反安全運転で車を降りることができました。

ありがとうございました。

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