平岡拓晃 29

ある日の朝

目を腫らして小野車に乗り込み

缶コーヒーで目を冷やしながら千葉県選手権の応援に行きました。

仲間が試合する中、ゲキを飛ばして応援してました。

試合後に新年会があり

平岡は次の日から合宿もあり

車の運転もあったので

お酒は飲みませんでした。

いつものように盛り上がる新年会

彼女と別れた直後の平岡はシラフにもかかわらず無理矢理テンションを上げて会に参加してました。

みんながカラオケを始めた中、

僕は今日はそんな気分ではない。

と、一歩下がっていましたが

お酒を飲まれてる山田監督が

「ひろあき歌えよー」

と、

さらに横から

お酒を飲まれてる金丸コーチが

「平岡なんか歌え!」

と、煽りを入れてきました

「いや、今日はちょっと色々あって無理なんです」

と丁重に断りを入れましたが

しつこくごり押しをされ

しかも西村がなぜか

あの有名な

壊れかけのレイディオ
を入れてきたのには今思い出すとこめかみがはちきれそうな想いです

歌えるわけないでしょー

そんなこんなで凹んでる平岡をミスターガッツポーズことミスターグランドスラムこと小野さんが真っ先に気づいてくれて優しくなぐさめてくれたので少し救われました

確かに!

その状況でも

はいはいさ〜

と、ちょいと洒落た歌でも歌えたならよかったはず!

そこは平岡が悪いです。

しかし、

あの時のあれであれはないでしょー

選手時代はわがままでいたいんです(内柴流)

誕生日間近で嫌な体験をした平岡でした

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