2012マスターズ・アルマティ初日結果報告

本日行われましたワールドマスターズ・アルマティ初日の結果を報告します。

48?級
福見友子:優勝

初戦、ムンクバット(モンゴル)を横四方固、準々決勝、コンゴラティバ(ロシア)を袈裟固、準決勝、メネゼス(ブラジル)を背負投・技有で下して、決勝で浅見と対戦します。ここでも福見が常時ペースを握って先に先に攻め込み、中盤に2度浅見に指導が与えられ、そのまま押し切って見事優勝を遂げました。決勝こそ、少し慎重になりましたが、取り組んでいることが出せてきたように思います。次につなげることができたので、残りの試合を全勝するべく、さらに強化していきたいと思います。

52?級
西田優香:優勝

初戦、ミランダ(ブラジル)をGS指導2、準々決勝ケルメンディ(IJF)を指導2、準決勝、ハダッド(アルジェリア)を小内刈で下して、決勝で中村と対戦しました。中盤、中村に指導が与えられ、その後両者に指導で西田リードのまま終了間際まで進みますが、ここで頭の下がった西田に指導が与えられ、勝負はGSに持ち込まれます。GSに入ってからは西田があと一歩でという場面を何度か作り、最後は背負投で一本を奪って勝利し、初優勝を遂げました。序盤はなかなか自分の柔道ができなかった西田ですが、準決勝あたりから徐々に調子を上げ、中村から見事一本勝ちを奪うことができました。福見同様、次につながったので、残りの試合に向けて万全の準備をさせたいと思います。

57?級
佐藤愛子:3位

初戦、ボウコウバラ(ギリシャ)を横四方固、準々決勝でこれまで不覚を取っていたパヴィア(フランス)を大外刈・有効で下し、準決勝でモンテイロ(ポルトガル)と対戦します。ここでも徐々に佐藤ペースになる中、大外刈に行ったところ背負投で合わされ、技有を奪われます。その後挽回せんと攻めますが、再度背負投で反対に回ってしまい、無念の敗退となりました。パヴィア戦では取り組んでいたことがしっかりと出せたのですが、モンテイロ戦では相手にうまくチャンスをものにされてしまいました。再度立て直して、残りの試合に向かわせたいと思います。

63?級
田中美衣:2位

初戦、ウィルボーダース(オランダ)を横四方固、準々決勝ユスボヴァ(アゼルバイジャン)を袈裟固、準決勝バン・エムデン(オランダ)を内股で下して、決勝で上野と対戦しました。 この試合でもお互い一進一退の攻防が続きますが、上野の大内刈で有効を奪われ、その後攻め返しますが、ポイントを奪うまでに至らず、優勝にあと一歩届きませんでした。敗れはしましたが、海外の強豪相手にもしっかりと勝ちきるだけの自力もついてきており、日ごろの成果が表れてきているように思います。この後も試合が続くので、修正点にしっかりと取り組ませ、次に向かわせたいと思います。

60?級
平岡拓晃:3位

初戦、ダブチャン(アルメニア)をGS判定3-0、準々決勝、チョウ(韓国)を朽木倒で下して 準決勝でガルスチャン(ロシア)と対戦します。この試合でも平岡らしい小気味よい攻めを見せますが、一瞬横に動くところを体落に合わされて技有を奪われます。その後攻め込んで、相手に指導が与えられ、終了間際にも掛け逃げで2度目の指導が与えられますが、追いつくまでには至らず、準決勝で涙をのみました。少ないチャンスをものにしながら勝ち上がった平岡ですが、この日ソビロフを下して優勝したガルスチャンの出来には一歩及びませんでした。あと一歩という試合が続きますが、粘り強く戦い、再度五輪の舞台で勝負すべく、残りの試合に向けて準備させたいと思います。

73?級
秋本啓之:3位

初戦、コゾドコフ(ロシア)をGS背負投・技有、準々決勝バンティシェル(ベルギー)を大内刈・有効で下して、準決勝で中矢と対戦します。準々決勝で肘を痛め、準決勝でも足首を痛めるアクシデントに見舞われる中、気力で戦い、勝負は判定にもつれ込みます。しかし判定は中矢に揃い、決勝進出はなりませんでした。怪我に見舞われるという不運が重なり、悔しい結果に終わりましたが、まずは怪我を治して次に向かわせたいと思います。

明日は90?級に小野卓志が出場します。2度目の優勝目指して頑張ってほしいと思います。

監督

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