五月。
あの日からずっと進退について考えてました。
選抜が終わって五ヶ月間、本当に全くなにもやらなかった。
柔道生活22年、はじめて自分が強くなる事をやめた五ヶ月間でした。
今までできなかった友達と遊ぶ予定もたくさん入れた。
大学院生に戻って修論も書きはじめた。
花嫁修行もかねて料理教室にも通った笑
練習に出ても後輩が練習しやすいように、後輩が強くなるためのことしか考えてなかった。
辞める決断も続ける決断もすごく難しいものでした。
でも、こんな気持ちで、ちゃんと柔道から向き合わないで、自分の心と向き合えるはずがなかった。
そんな奴に畳に上がる資格はないと神様に言われたようでした。
評価ばかり気にしてた四年間。
その四年間トップ争いをできてた事は誇りに思う、ですごくすごく苦しい時間でもあった。
こんな競技人生のままでは道着はまだ脱げない。
四年間死ぬ気で頑張ったから、簡単に四年後なんて言えないけどー。
一つ一つ。
一年一年。
自分と向きあいながらやって行くと決めました。
講道館杯に出場します。
こんなに準備期間が短く、自信のない試合は久しぶりです。
でも、短い中でも自分のやれる準備は全てやった。
あとは、柔道を大好きでいる為に戦いたい。
最後に
抜け殻だった私に、ゆっくりでいいよと声をかけ続けてくれた理事長先生。
見捨てず優しく見守ってくれてた山田監督、そして関係者のみなさまがたに感謝します。
本当にありがとうございました。