2014 グランドスラム東京2日目結果報告

本日行われましたグランドスラム東京の2日目の結果を報告します。

73kg級
秋本啓之:優勝

秋本は初戦、テラダ(タイ)を背負投と袖釣込腰による合技、2回戦、ポンボダシルバ(ブラジル)を袈裟固、3回戦はサルマン(イラク)を背負投と上四方固による合技、準々決勝は今年のGPデュッセルドルフの決勝を争ったムキ(イスラエル)に対して2つの有効を奪った後に袈裟固で抑え、準決勝に駒を進めます。準決勝ではオルジョフ(アゼルバイジャン)を見事な背負投で退け、決勝で大野(旭化成)と相対しました。決勝では先に場外指導を受け、そのままリードを許したまま終盤を迎えますが、ここで一本背負投にて有効を奪い、逆転します。そのままリードを守り、見事優勝を遂げました。

常に怪我に悩まされ、なかなか重ねた努力が報われない日々が続いた秋本でしたが、悲願のオリンピックに向けて歩を進めることができたように思います。

西山雄希:7位

西山は初戦、イ(韓国)を2度の支釣込足による合技、2回戦は今年の世界選手権3位のスクボトフ(アラブ首長国連合)を支釣込足と大外刈による合技、3回戦はフェルナンデス(ポルトガル)を横四方固で下し、準々決勝でオルジョフ(アゼルバイジャン)と対戦します。この試合でも序盤、大内刈で完璧にとらえたかと思われましたが、手をついてしのがれ、ポイントにはなりません。指導でリードしていた中、相手の小外掛にはまってしまい、敗者復活戦に回ります。敗復最終戦では、ムキ(イスラエル)に対してペースを握り、指導でリードして終盤を迎えます。そこで有効を奪われ、挽回せんと掛けた大内刈を返されてしまい、表彰台には届きませんでした。

得意の足技が冴え、順調な勝ち上がりを見せていた西山だっただけに、準々決勝での相手の技にはまってしまった点が悔やまれます。投げる力は天性のものを持っているので、接戦をものにできるよう取り組んでいきたいと思います。

70kg級
ヌンイラ華蓮:5位

ヌンイラは初戦、ジョン(韓国)を大内刈と大外刈による合技で下し、2回戦で今年の世界選手権決勝で苦杯を喫したアルベール(コロンビア)と対戦しました。この試合では大外刈で有効を奪い、そのまま袈裟固に移行して抑え、見事、世界選手権の雪辱を果たしました。しかし続く準々決勝、ディエドリッチ(ドイツ)との対戦で、先に指導を受け、そのあと何度かポイントにあと一歩という場面を作り、相手に指導が与えられてもよいと思われましたが、そのまま試合は終了し、敗者復活戦に回ります。敗復最終戦ではポガクニック(ロシア)に対して有効を取り合った後に、当初からの指導差で下し、3位決定戦に進みます。3位決定戦ではズパンチッチ(カナダ)と相対し、身体が痙攣により思うように動かない中で戦いますが、最後は大内刈を谷落で切り替えされ、無念の敗退となりました。

世界チャンピオンのアルベールに雪辱し、十分優勝も狙えただけに、接戦をものに知れ切れなかったことが悔やまれます。しかし外国人選手に対しても自分の柔道ができてきているので、次の試合に向けてしっかりと準備していきたいと思います。

明日は78kg級に緒方亜香里が出場します。

優勝目指して頑張ります。

応援宜しくお願い致します。

監督

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です