現在、アメリカのフロリダで生活していますが、ここでの生活も約1年3ヶ月が過ぎようとしています。
フロリダは、昼間はTシャツと短パンで十分やっていけますし、11月中旬なのにビーチを楽しむことができます。
しかし、少し変な感じがします、それは半そで短パンなのに、気分はもうクリスマス☆ な人が多いということです。
みんな、気がはやい!
一年が過ぎて会話もだいたい理解できるようになってきた今、アメリカの生活が楽しいです。
途中、英語の難しさに嫌気がさして挫折もしましたが、友達やホストファミリーのお陰もあってなんとかやっています!
まだまだ私のスピーキングはひどいものですけどね!
もともと柔道ばかりして勉強もいっさいしないで、
海外生活に興味があるというだけで来たので、日本で勉強してたら少しは違ったのかな?って思うこと多々ありましたけど、
日本にいるときは柔道に必死でしたから! 自分が言うと大げさに聞こえますけど、了徳寺に所属してるときは、柔道は自分の全てでしたから。
遊んでいる時でも体に気をつかいながら遊んだり、お酒を飲むときも多少体や次の日のことを考えたり、
休日を作るのも柔道のため、口では適当なこと色々かっこつけて言ってましたけど、
実は超心配性で、こういうの「内弁慶」って言うんでしょうね!
自分をどうやって解放するの解らなかった。人の真似ばかりだったような・・・さらに、
かっこつけすぎて、自分自身をうまくコントロールできなかった、
何もかもがFakeだった気がします。
誰もが最高の舞台で引退できるわけじゃない、僕だって、五輪や世界の大きな舞台で闘って引退したかった。
でもそういう人ってほんの一握りで、そういう人がすっごく羨ましかった。
ケジメがつけやすいじゃないですか!? 最高の舞台に全身全霊で挑戦し、散る。 ホントにかっこよすぎる。
金丸先輩の姿とか井上康生さんの姿はホントにリスペクトそのものでしたよ。 自分もそうなりたかった・・・。
けど僕の選手生活の終わりはそうではなかった。
なかなかスッキリ終われませんよ。
何十年も一生懸命にやってきたことだし、恋愛じゃないけど、一発で忘れることなんて僕にはできないです。
軽い気持ちで柔道はしてなかったということを確認できて嬉しかったですけどね。
アメリカに来てほんとに良かったですよ。
なんと言うか、その、、、恥ずかしながら自分の滑稽さに気がつけたのと、
いろんな国の人と文化も何もかも違う人々と何かに共感できる瞬間とかすごく楽しいんです。
お陰で、いい友達が数人できましたよ!
そんな中、自分らしい自分を少しずつ知ることができています。
「あっ、これ俺だ!」みたいな感覚で!
これも柔道を一生懸命続けたから、何人もの人が僕にチャンスをくれて、今こうして素晴らしい経験をさせてもらってます。
ほんとに有難いです。 僕がいつかチャンスを与えられる立場にたったとき、いい意味でやってもらったことを、お返し出来ればって思います。
僕はホントに運が良い、柔道以外にもやっと目標ができました、(実際、目標がないことが一番辛かった)
柔道で学んだ精神、教育などを生かして自分の進む道を一生懸命に歩んで行きます。
また自分の進む道で、柔道時代のように、日本一、世界一という夢を持てるようになりたい、
それがどれだけ楽しいかを知ってるだけに!!
了徳寺学園の精鋭のみなさん、マジで頑張ってください。
縁があればまたどっかで会えると思います。
そのときは無視しないでくださいね☆
特に、小野卓志選手と矢嵜雄大選手には勝ってほしい!
同学年が活躍するのは悔しい気持ちもあったけど、今は100%応援してま
す。