2010全日本選抜体重別選手権大会2日目結果報告

本日行われました全日本選抜体重別選手権大会2日目の結果を報告します。

60?級

平岡拓晃:優勝
秋元希星:3位

73?級

秋本啓之:優勝 

48?級

福見友子:優勝

52?級

西田優香:2位
森本奈々美:3位

57?級

佐藤愛子:3位

平岡は初戦、国士舘大・松木を指導2、準決勝は自衛隊・浅野を背負投による技有で下し、決勝で綜合警備・福岡と対戦しました。平岡が先に先に攻めて、福岡に指導が2度与えられ、見事3連覇を達成しました。

ここのところ2位が続いていた平岡でしたが、今日は気迫の入った戦いぶりで優勝を遂げました。東京での世界選手権では昨年の雪辱を果たすべく、十分な準備をして、頂点目指して頑張って欲しいと思います。

秋元は初戦、国士舘大・右田と対戦し、先に指導を与えられて苦しい展開でしたが、終了間際に内股で有効を奪い、準決勝に進出しました。準決勝では綜合警備・福岡と対戦し、背負い投げにはまってしまい、決勝進出はなりませんでした。

秋本は初戦、警視庁・金岡を崩袈裟固、準決勝、京葉ガス・西岡を一本背負投による有効で下して、決勝で高校・大学の後輩である筑波大・粟野と対戦しました。この試合でも秋本のペースで積極的に仕掛け、粟野に指導が2度与えられて、73kg級で初優勝を遂げました。

減量から解放された秋本は普段の力を十二分に発揮できるようになり、文句のない内容で優勝しました。この勢いで、悲願の世界チャンピオン目指してしっかりと準備していって欲しいと思います。

福見は初戦、東海大・浅香を大内刈・有効と指導2、準決勝、同門の岐阜柔道クラブ24の伊部を指導2で下して、決勝で山梨学院大の浅見と対戦しました。試合は全般的に福見ペースで進みますが浅見に指導1が与えられただけでお互い決めてなく、勝負はGSに突入しました。GSに入って先に大内刈で大きく崩されますが、その直後に出足払がタイミングよく決まって有効を奪い、2連覇を達成しました。

全般的に危なげない試合振りの福見は、世界選手権での連覇を果たすべく、自身の理想の柔道の確立を目指してさらに精進して欲しいと思います。

西田は初戦、山梨学院大の浅海を背負投、準決勝、金沢学院大の橋本を開始4秒、背負投で一蹴し、決勝で宿敵・三井住友の中村と対戦しました。西田も雪辱せんと攻めますが、組み手の厳しい中村のペースを崩せず逆に指導を受けます。また終盤に背負投を掛け逃げとみなされ、2度目の指導を受け、連覇はなりませんでした。

優勝はなりませんでしたが、決勝まで素晴らしい内容で勝ち上がり、久々に西田らしい切れのある柔道を展開してくれました。世界選手権までにもう一回りレベルアップし、チャンピオンを目指して欲しいと思います。

新入部員の森本は、初戦で注目を浴びる桐蔭学園の山本と対戦します。この試合では森本が先に先に攻め、相手に指導が与えられた後、小外刈で有効を奪います。その後相手に2度目の指導が与えられ、終了間際に有効を返されますがそのまま勝利しました。準決勝では三井住友の中村と対戦し、勝負に出た小外掛を大内刈で切り返され、決勝進出はなりませんでした。

佐藤は、初戦、コマツ・岩田を指導2で下して、準決勝でフォーリーフ・ジャパン・松本と対戦しました。中盤まで互角の戦いで佐藤らしさを発揮しましたが、一瞬の隙を突かれて払巻込で有効を奪われ、ここで涙を飲みました。

この結果を受けて9月に行われる東京での世界選手権日本代表に了?寺学園より60?級:平岡拓晃、73kg級:秋本啓之、90?級:小野卓志、そして48?級:福見友子、52kg級:西田優香の5名が選出されました。

世界選手権での金メダル目指してさらに精進を重ねたいと思います。

応援頂きました皆様方、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます

監督

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