本日オーストリア・ウィーンにて行われましたオーストリア国際初日の結果を連絡します。
平岡拓晃:3位
60kg級に出場しました平岡はこの日も好調で、初戦フランスの選手に背負投で一本勝ちし、2回戦も以前練習試合で負けたことのあるブラジルの選手に釣込腰で勝利します。
準決勝進出を賭けて難敵のウクライナ・ザンタラヤと対戦しますが、この試合でも難なくポイントを重ね、技有と有効2つをリードします。
しかしその後、もつれ合って場外際に伏せた際に相手が待てにもかかわらず平岡の腕を決め、肘を負傷してしまいました。
試合続行も危ぶまれましたが、何とか持ち直し、その後、技有を追加して勝利しました。
続く準決勝では05世界2位のオーストリア・ペイシャーと対戦し、お互い決め手にかけGSに突入します。
肘の怪我の影響で釣手がいつも通りもてない平岡でしたが、意地で対応し、勝負は終盤までもつれ込んだところで、平岡が双手刈にいって相手を倒したと思われたのですが、その後、引込返に移行された形になり、相手にポイントが与えられました。平岡のポイントでもよいかと思われました、相手のホームでの試合であり、悔しい敗戦となりました。
しかし気を取り直して3位決定戦に進み、フィンランドの選手に、得意の小内刈で豪快な一本勝を収め、3位に入賞を果たしました。
負けはしましたが、怪我を負った中で意地を見せ、次につながる結果ではなかったかと思います。肘の方も、4月の大会に影響するまでのものではないと思われます。
秋本啓之(筑波大4年:4月入職内定):優勝
9月の世界選手権以来の試合となりましたが、痛めていた肘も順調で初戦、2回戦と一本勝ちし、3回戦こそ若干苦戦しましたが、指導2で勝利し、準決勝に進出しました。
準決勝ではイタリアの選手に袖釣込腰で技有を奪い、決勝に駒を進めます。
決勝ではこの日好調のギリシャ・ジンティリディスに先に有効を奪われますが、徐々に秋本ペースになり、最後は背負投で見事一本勝を収め、復帰戦を優勝で飾りました。
まだ試合感が戻りきれていない場面もありましたが、しっかりと結果を出せたことは非常に良かったと思います。次週のドイツ国際での連勝を期待したいと思います。
その他の日本人選手の結果
73kg級:大束正彦(東海大学4年):3位
明日はフランスで苦杯をなめた小野と、ミヤルコビッチが出場します。
先週の雪辱を期待したいと思います。
監督